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USJ・東京ディズニーリゾート、キャッシュレス決済の現在地 比較で分かった2大テーマパークの特徴とは?USJは「Alipay」など導入(2/3 ページ)

日本を代表する2大テーマパーク「USJ」「東京ディズニーリゾート」について、キャッシュレス決済の対応状況というテーマで比較した。

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USJは交通系ICに非対応

 一方、QRコード決済を初導入したUSJは、交通系ICには対応していない。ユー・エス・ジェイ広報は交通系ICについて「ユーザーから目立った要望が来ているとの報告は受けていない」と説明。今後も「導入予定はない」としている。

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首都圏を中心に利用者が多いSuica(出典:JR東日本公式Webサイト)

 ただ、USJが導入したAlipayなどの決済サービスは、日本国内ではメジャーなものとはいえない。報道発表資料のユー・エス・ジェイのJ. L. ボニエ社長の「アジア諸国から来場するゲストにとって使い慣れたQRコード決済サービスをAlipay+ソリューションを通じて使用可能になったことで、支払いがしやすくなり、パークでのショッピング体験の向上につながる」とのコメントからも分かるように、今回の取り組みは日本国内のユーザーではなく、アジア圏の訪日観光客(インバウンド観光客)の誘致が狙いであるため、当然のことかもしれない。

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USJで利用できるようになったQRコード決済サービス一覧

 MMD研究所が1月に発表した調査によると、日本国内で最も利用されているQRコード決済1位は「PayPay」(45.4%)。「楽天Pay」「d払い」(ともに16.7%)が続いたが、いずれのサービスもUSJでは非対応。今後の対応方針について聞くと、同社は「対応の予定はない」と回答した。

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MMD研究所の調査結果

 なお、クレジットカードは「VISA」「MasterCard」「JCB」「AMEX」「イオンカード」「Diners Club」「Discover」「銀聯(ギンレンカード)」を、電子マネーでは「WAON」「iD」「QUICPay」をそれぞれ利用できるようにしている。これらの点は東京ディズニーリゾートと大差ないといえるだろう。

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USJで利用可能なクレジットカードと電子マネー一覧

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