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日本初進出の「ヒルトン・ガーデン・イン」はどんなホテルなのか 想定以上の予約数:戦略を聞いた(2/5 ページ)
ヒルトンから、日本初進出のブランドとして「ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸」が11月16日にオープンする。ヒルトンよりもカジュアルで親しみやすく、手ごろな価格帯が特徴だ。実際どんなホテルなのか。プレス発表会で、その戦略を聞いた。
シンプル、だけどプレミアムなサービス
ヒルトンは、122カ国に18のホテルブランドを展開している。1990年に誕生したブランド「ヒルトン・ガーデン・イン」は、グローバルで広く展開されており、55カ国に951軒のホテルを有する(22年10月下旬現在)。
ヒルトンアジア太平洋地域ブランドマネジメント フォーカス・サービス兼オールスイート担当副社長のジェニー・マイロス氏は、「カジュアルな雰囲気と効率性や機能性を重視したフォーカス・サービス」を同ブランドの特徴としてあげた。
ヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区代表のティモシー・ソーパー氏(左)、ヒルトンアジア太平洋地域ブランドマネジメントフォーカス・サービス兼オールスイート担当副社長のジェニー・マイロス氏(中央)、ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸 総支配人の伊藤彰得氏
使い勝手がよくスタイリッシュに設計された客室、印象的な笑顔でもてなすフレンドリーな接客、ゆったり過ごせる広々としたレストラン、長期滞在に便利なフィットネス施設やコインランドリーなどをそろえる。
日常を離れてリラックスできるプレミアムなサービスを提供しつつも、快適に仕事ができるデスクを備えるなど日常の生活が送れるようにも配慮されている。効率的なフロアにムダのない人材配置で、ホテルオーナーからすると、より低い投資コストで、より短い期間で投資を回収できる魅力があるという。
客室は全250部屋。木を基調とした伝統的な要素にモダンテイストを組み合わせ、温かみを演出している。レジャー用途をメインとし、1人旅、カップル旅、女子旅、ファミリー旅などで利用できる9タイプを用意した。
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