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日本製車両採用の「ドーハメトロ」、サッカーW杯観客輸送で活躍中 記者が乗ってみた:三菱重工や日立が受注(3/3 ページ)
サッカーW杯を開催中のカタールで日本企業が受注した、日本製の鉄道車両がW杯の観客輸送で活躍している。現地滞在中の記者が実際に乗車した感想もレポートする。
まるで「ゆりかもめ」 無人運転の地下鉄
実際に乗車すると、空調設備を含め、乗り心地は快適なものだった。5分程度の間隔で運行するダイヤも正確だったほか、カタール国内で切手デザインに採用されたという車両デザインにも好印象を抱いた。
乗り心地のイメージとしては東京都内を走る新交通システム「ゆりかもめ」「日暮里・舎人ライナー」に近いといえるだろう。
偶然乗り合わせた英国人の1人(ウェールズサポーター)に感想を聞いたところ「鉄道なら渋滞なしでスタジアム近くまでアクセスでき、便利。座席の座り心地もいいね」と話すなど、観戦者の評価は上々のようだ。
レッドラインでは国際空港、ゴールドラインでは国内最大の観光地でドーハ最大の市場「スークワキーフ」にそれぞれアクセスするなど、ドーハ市内の重要地をカバーするドーハメトロ。W杯終了後も、日本の高い技術力が詰まった交通システムが観光客やカタールを訪問するビジネスパーソンの移動手段として活躍しそうだ。
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