ABEMA、W杯開幕1週間で視聴者数3000万人突破 視聴数1位の試合は?
「ABEMA」が中東カタールで開催中のサッカーワールドカップ(W杯)の開幕から1週間の視聴数が3000万人を突破したと発表した。
サイバーエージェントが運営するインターネットテレビ局「ABEMA」の快進撃が止まらない。同社は11月29日、中東カタールで開催中のサッカーワールドカップ(W杯)の開幕から1週間の視聴数が3000万人を突破したと発表した。視聴数ランキングも発表し、1位は「日本vsコスタリカ」(グループE第2戦)だった。
ABEMAは200億円(推定)ともされる巨額投資で、W杯放映権を獲得。11月20日(現地時間)の開幕戦から全64試合を無料配信中だ。
(関連記事:「過去最大の投資」──ABEMA責任者が語るサッカーW杯放映権獲得の舞台裏と狙い)
配信したW杯の試合のうち、11月21〜27日までの視聴数1位は、日本とコスタリカの試合だった。1日で1400万人が視聴し、2016年の開局以来の最多視聴記録を更新した。ランキング2位の「日本vsドイツ」(グループE第1戦)で、日本が歴史的な勝利を挙げ、2大会連続の決勝トーナメント進出に注目が集まったことが主な要因とみられる。
これに加え、初戦のドイツ戦は「勤労感謝の日」、コスタリカ戦は日曜日と、それぞれ休日に試合が開催され、日本のユーザーが視聴しやすかったことも追い風となった可能性がある。
3位は「サウジアラビアvsアルゼンチン」(グループC第1戦)。アルゼンチン代表で、世界的な名選手リオネル・メッシ選手(仏パリサンジェルマン所属)が出場したことに加え、サウジアラビアが歴史的な勝利を挙げたことが要因とみられ、日本とコスタリカの試合が記録を更新するまで、ABEMA史上過去最高視聴記録だった。
4位以下は「スペインvsドイツ」(グループE第2戦)、「ウルグアイvs韓国」(グループH第1戦)、「スペインvsコスタリカ」(グループE第1戦)、「ウェールズvsイラン」(グループB第2戦)、「スイスvsカメルーン」(グループG第1戦)、「ポーランドvsサウジアラビア」(グループC第2戦)、「イングランドvsイラン」(グループB第1戦)だった。
トップ10のうち、日本が所属するグループEの試合が4試合ランクインしており、対戦予定の代表チームの動向への関心の高さがうかがえた。
W杯は11月29日(現地時間)から各グループの最終戦が順次行われており、各グループ上位2カ国が進出するベスト16進出国が決まりつつある。日本は12月1日(現地時間)、最終戦でスペイン代表と対戦し、2大会連続のベスト16進出を目指す。
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