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「オンラインだけではAmazonに勝てない」 セブンがアプリで広告を配信する狙い:リアル店舗の強みを生かす(4/4 ページ)
セブン‐イレブン・ジャパンはリテールメディアに本格参入した。「小売りを手掛けるセブン&アイが広告を売る」、その仕組みはどうなっているのか。Amazonに勝つための、小売りならではの強みとは?
今後ポイントは「リアル店舗とオンラインの連携」
3月から今までに10件程度の広告施策を実施し、トライアルやリピート獲得の成功事例を積み上げてきた。しかし、杉浦さんは「購買に対する広告の影響度については、まだまだ大きなことはいえない数字だ」と話す。
今後ポイントになるのは、リアル店舗とオンラインの連携だ。
「Webだけで戦おうと思うと、ECビジネスを提供するAmazonなどの方が会員数は圧倒的に多く、勝てないと思います。一方、店舗数や日々の利用者数といった“リアル店舗の強さ”は、世界的に見てもセブン‐イレブン以上はなかなかありません。購入してもらえる場所をリアルで所有しているので、お客さまが『思わず買った』『今すぐ買った』という行動を起こしやすいのは最大の強みです。
アプリでの広告を、サイネージなどを活用してリアル店舗でも反映し、より購買につなげていきたいです。アプリ会員よりもリアル店舗客数のほうが多いため、店舗サイネージを見て商品情報と広告が流れたら、『思わず買っちゃった』というお客さまも多くいらっしゃると思います。そこからうまくいけば、アプリ会員の獲得にもつながる可能性は高いですしね。
分母が大きいリアル店舗の強みを生かさないと、Amazonなどには一生勝てません。逆にそれができたら、1桁億ではとどまらない大きな収益を作れる可能性はあるのではないかと考えています」(杉浦さん)
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