2022年に読まれた記事は? 1位は「レクサスのブランド論」:池田直渡「週刊モータージャーナル」(4/4 ページ)
この1年に公開した記事の中から、多く読まれた記事をランキング形式にしてみた。2022年の自動車事情と合わせて振り返っていこう。
ランキング全体を通して
ランキング全体を見て思うのだが、22年はかなりビジネス的な硬い記事が読まれていると思う。コロナ禍と部品不足、原材料価格高騰という自動車産業への向かい風の中で、各社の経営がより一層注目されているということだろう。
年末年始のお休みの間にこれら10本の記事を振り返って、日本の自動車産業の未来に想いを馳せていただければ筆者はうれしく思う。
さて相変わらずコロナの影響から離れられない22年であったが、皆様におかれては良き年であっただろうか? 筆者としては、とにもかくにも忙しかった一年だった。大いに仕事をした。それも読んでいただける読者の皆様あってのことである。
この一年のご愛顧に厚く御礼を申し上げるとともに、来るべき一年もまた皆様に喜んでいただける記事をお届けしたいと思う。とりあえず次回は元日に「2023年自動車産業の見通し」をテーマの記事が掲載される予定である。これからの執筆、筆者的には年末最後の原稿だ。お楽しみにお待ちいただきたい。本年もありがとうございました。
筆者プロフィール:池田直渡(いけだなおと)
1965年神奈川県生まれ。1988年企画室ネコ(現ネコ・パブリッシング)入社。取次営業、自動車雑誌(カー・マガジン、オートメンテナンス、オートカー・ジャパン)の編集、イベント事業などを担当。2006年に退社後スパイス コミュニケーションズでビジネスニュースサイト「PRONWEB Watch」編集長に就任。2008年に退社。
以後、編集プロダクション、グラニテを設立し、クルマのメカニズムと開発思想や社会情勢の結びつきに着目して執筆活動を行う他、YouTubeチャンネル「全部クルマのハナシ」を運営。コメント欄やSNSなどで見かけた気に入った質問には、noteで回答も行っている。
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