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2022年に読まれた記事は? 1位は「レクサスのブランド論」:池田直渡「週刊モータージャーナル」(3/4 ページ)
この1年に公開した記事の中から、多く読まれた記事をランキング形式にしてみた。2022年の自動車事情と合わせて振り返っていこう。
4位のトヨタはプレミアムビジネスが分かっていないというテーマの記事は、限定車の売り方に関する解説記事。
トヨタは平等主義に基づいてクルマを売っており、ユーザーに分け隔てない扱いをするという意味で、今までのビジネスではそれはそれで正しかったのだけれど、限定車のビジネスはそれでは全くダメで、ロイヤルカスタマーを一見客と同じに扱うといったアホなやり方があるかいというビジネス論。まあ要するにプレミアムビジネスのマーケティング論なのだけれど、これはトヨタから、ぜひ詳細な説明を聞きたいと後からお願いされたくらい内部でも響いたらしい。
5位はマツダの経営分析を行った記事で、フォードグループから離脱した後のマツダの取り組みと損益分岐台数の改善を数字で追った記事。たぶんマツダの取り組みを俯瞰(ふかん)的に解説できていると思う。多品種少量を選ばざるを得なかった背景、MBD(モデルベース開発)と一括企画の狙いとその成果を時間軸でリポートしている。
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