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“甘い夜”の世界はどうなっているのか 「夜パフェ」人気が全国に広がる:札幌・すすきの発(3/5 ページ)
2015年に札幌・すすきのから始まった「夜パフェ」「シメパフェ」の文化が、全国に広がっている。ブームの火付け役であり、全国8店舗の夜パフェ専門店を運営するGAKU社を取材し、人気の秘密に迫った。
17年に渋谷店がヒット、他社も参入してブームに
ガク社が東京に進出したのは17年10月。パフェテリア ベル渋谷をオープンしたところ、Instagramから火が付き、行列ができるほどの人気店となった。その様子を見て、「どうやらビジネスチャンスがありそうだ」と続々と他社が参入、次第に「夜パフェ」「シメパフェ」が東京でブーム化してきたようだ。
パフェテリア ベル渋谷がヒットした理由を尋ねると、「複合的な要因があるのではないか」と小笠原氏。
「これまで夜間にパフェを提供する店はなかったけれど、実は需要があった。SNSに載せたいという需要にもマッチしているのかなと。まったく広告費をかけず、InstagramのPRのみで集客ができています」(小笠原氏)
その後、池袋や新宿にも店舗を拡大。コロナ禍に見舞われながらも、21年1月にパフェテリア ベル福岡、同年5月にパフェテリア パル 心斎橋を計画通りにオープンした。
社長の橋本氏は「融資や補助金など資金調達の遅れにより、新店舗をオープンした初期は毎月1000万円の赤字が出ていた」とメディア取材で明かしていたが、22年12月現在、過去最高売上を記録する店舗も多いという。
「最近では、夜間にお酒を飲みながらパフェを食べられるスイーツバーの形態も増えているようです。大人をターゲットにした本格的なスイーツというコンセプトは、当社に近いのかなと。夜パフェをより浸透させるには、いい動きだと思っています」(小笠原氏)
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