ニュース
「キリン一番搾り」がリニューアル ビールをあまり手に取っていない人に訴求:飲み飽きない味わいへ進化
キリンビールは、フラッグシップブランド「キリン一番搾り生ビール」の中味、パッケージを1月製造品より順次切り替えると発表した。麦本来の、澄んだうまみを引き出すことで飲みやすい味わいへ進化させる。最近ビールをあまり手に取っていない人に訴求する狙い。
キリンビールは、フラッグシップブランド「キリン一番搾り生ビール」の中味、パッケージを1月製造品より順次切り替えると発表した。麦本来の、澄んだうまみを引き出すことで飲みやすい味わいへ進化させる。最近ビールをあまり手に取っていない人に訴求する狙い。
今回のリニューアルでは、麦汁の仕込み工程を見直した。麦本来の澄んだうまみを引き出すことで、雑味・渋みを抑えた飲みやすく飲み飽きない味わいへと進化させた。
パッケージ全体の印象も明るくし、聖獣、一番搾りロゴ、KIRIN BEER帯、しずくをブラッシュアップ。「おいしい」「高品質」のイメージ強化を図った。
また、一番搾りについて大規模なコミュニケーションを展開する。ビール好きの人はもちろん、最近ビールをあまり手に取っていない人まで訴求していくという。
一番搾りは、「おいしい好きのすべての人の『今日のよろこび』になる。」をブランドパーパスとして掲げていて、1990年の販売時から“ビールを楽しむときのうれしさ”を大切にしてきた。同社はリニューアルを通じ、「一番搾りのおいしさで日本中のうれしさを広げていく」としている。
缶商品は1月製造品より、びん・樽製品は2月製造品から順次切り替える。
関連記事
- キリンビールの「本麒麟」が好調 敏腕マーケターに聞く「売れ続ける理由」
キリンビールのビール類の販売量が減っている中、気を吐いているのが新ジャンル(第3のビール)の「本麒麟」だ。マーケティング本部の松村孝弘ブランドマネージャーに開発コンセプトを聞いた。 - 本田宗一郎が「すぐにやれ」と命じたこと ホンダ倉石誠司会長に聞く
本田宗一郎が、ソニーを創業した井深大に誘われて見に行き、『これこそホンダがやるべきことじゃないか。すぐにやれ』と本社に電話して設立されたのがホンダ太陽だ。本田宗一郎は技術で人を喜ばせて、技術で人の生活の可能性を広げることがホンダのやることだと言ってきた。本田技研工業の倉石誠司取締役会長に「多様性こそがホンダのDNA」だと語る真意を聞いた - オリオンビール、発売1年未満で缶チューハイをリブランド リピート率が高かったのに、なぜ?
オリオンビールのnatura WATTAは、沖縄県産の果実で、かつ防腐剤およびワックス不使用のものだけを原材料として活用。消費者のウケは悪くなかったものの、ビジネス上の課題もあってなかなか売り上げ拡大につながらなかった。そうした反省を踏まえて、発売から1年もたたない今年7月に商品のリブランドに踏み切ったのである。その背景を取材した。 - アサヒビール、家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS」で「どこでもサーバー」を展開 狙いは?
アサヒビールは、家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」の専用商品「THE DRAFTERS ゴールデンエール」を数量限定で発売した。6月28日からは、屋外でも電源なしで生ビールを楽しめる「どこでもサーバー」を会員限定で展開する。 - アサヒグループHD勝木敦志社長「DXを通じて新たなビジネスモデルを作る」 製造工場のリモート操作化を促進
微アルコール市場の開拓など、新しい価値の創造に意欲を燃やそうとしているアサヒグループホールディングスの勝木敦志社長にインタビューした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.