マツダ、ロータリーエンジン活用のPHEVモデル「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を初公開:特別仕様車も登場(1/2 ページ)
マツダは、発電用ロータリーエンジンを搭載する「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を「ブリュッセルモーターショー」で初公開した。
マツダは、ロータリーエンジンを発電機として使用するプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を発表。1月14〜22日に欧州で開催中の「ブリュッセルモーターショー」で初公開した。
同社初の量産バッテリーEVとして2020年に導入したMX-30は、マイルドハイブリッドモデルも一部市場向けにラインアップし、マツダの電動化を主導してきたモデル。「わたしらしく生きる」をコンセプトに、純粋で心地よい走り、親しみやすさを感じるデザインや、温かみのある素材使いによる心整う室内空間などにより、創造的な時間と体験を提供する車種となっている。
MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、MX-30の基本的な提供価値はそのままに、バッテリーEVとしての使い方を拡張したシリーズ式プラグインハイブリッドモデル。日常の幅広いシーンにおいてバッテリーEVとして使える85キロのEV走行距離(「EVモード」選択時)を備え、発電によりさらなる長距離ドライブにも対応。走行のすべてをモーターで駆動するようにした。
その発電機として採用したのが、ロータリーエンジン。新たに開発した発電用ロータリーエンジンは、必要とされる出力性能をコンパクトに実現できるロータリーエンジンの特徴を生かし、高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置してモータールームに搭載している。コンパクトな電動駆動ユニットと、17.8kWhのリチウムイオンバッテリー、50Lの燃料タンクを組み合わせることで、独自のシリーズ式プラグインハイブリッドシステムを実現したという。
普通・急速両方の方式に対応した充電機能や1500Wの給電機能、使用シーンに合わせて選択できる「EVモード」「ノーマルモード」「チャージモード」の3つの走行モードを備えるなど、さまざまなカーライフをサポートするとしている。
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