1人暮らし初心者のギャップ調査 住んでみて不要だった条件2位「初期費用を抑える」、1位は?:LIFULLが男女550人に調査
LIFULLが「一人暮らし初心者のギャップ調査」を実施した。初めて一人暮らしをした物件の、満足度は平均68点だった。
仕事に役立つ調査データ:
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住宅情報サービスなど手掛けるLIFULL(ライフル)が「一人暮らし初心者のギャップ調査」を実施し、実際に住んでみて「そこまで必要ではなかった条件」1位は「部屋が広い」(34.3%)だったことが分かった。2位は「初期費用が抑えられる」(34.0%)、3位は「買い物が便利」(29.9%)となった。はじめて一人暮らしをした物件の、満足度は平均68点だった。
同社は過去3年以内に、初めての一人暮らしのために部屋選びをした経験を持つ550人に調査。4位以下は「賃料・管理費が予算内」(29.8%)、「ペットが飼える」(28.9%)、「コンロが2口以上」(28.6%)、「角部屋」(26.2%)、「駅までの距離が近い」(25.5%)、「通勤・通学がしやすい」(24.2%)の順だった。
1位の「部屋が広い」は、必要以上の広さがあっても、掃除の手間や光熱費がかかることから選ばれたと推察される。「コンロが2口以上ある」について同社は「実際は料理をさほどしなかったことの表れといえる」としている。コロナ禍になってからは、リモートワークやオンライン授業が浸透してきていることから「駅までの距離が近い」「通勤・通学がしやすい」は、あまり重要な条件ではない人も出てきているようだ。
一人暮らしをするに当たって、回答者は何を重視し、何を妥協したのか。希望の条件(理想)と実際に選んだ条件(現実)を比較したところ、希望条件では、「賃料・管理費が予算内に収まる」(54.2%)という費用面を最も重視していたものの、実際に選んだ条件では「買い物が便利である」(47.5%)、「通勤・通学がしやすい」(44.4%)という利便性がトップ2となった。実際には約40%の人が希望を叶えられたということになる。
実際に選んだ条件トップ10の3位以下は「賃料・管理費が予算内」(39.1%)、「駅までの距離が近い」(37.1%)、「バス・トイレ別」(34.5%)、「初期費用が抑えられる」(34.2%)、「エアコン付き」(25.8%)、「室内洗濯機置き場がある」(21.8%)、「独立洗面台がある」(20.7%)、「部屋が2階以上」(19.3%)だった。
満足度の平均点は68点
自らが選んだ物件の満足度調査も併せて行った。入居者に自身の物件に点数を付けてもらったところ、最多は「80〜89点」(25.3%)、次いで「70〜79点」(21.1%)と、特に70点台、80点台の割合がそれぞれ20%超えとなり、平均点は68点だった。同社は「当初の条件から諦めることはあっても『住めば都』で、住んでいるうちに愛着を持つようになるといえる」としている。
初めて一人暮らしを経験した人からは「絶対に内見はした方がいい。不動産会社の担当者に、前に住んでいた人の退去理由を聞くといい」「通勤ラッシュ時の電車の混み具合を考えたい。値段より毎日の快適さが重要」「ゴミ置き場に回収されずに残っているものがないかを事前に確認すべき」「費用を抑えるための部屋選びをすると、不便な部屋が多く、改善のために費用がかかるから、なるべく妥協せずに探したほうがいい」「時間にゆとりを持って探すこと、1つの不動産に限らず、選択肢を増やすことも大切。妥協できる点、妥協できない点も明確にすると選びやすい」などのアドバイスが挙がった。
同社は2022年12月14〜15日にかけて、インターネットで調査を行った。
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