2015年7月27日以前の記事
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「スマートサロン」ってどんなところなのか 全国初の店舗を取材した(2/5 ページ)

美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンが新事業「スマートサロン」を始めた。リアルとデジタルを融合させ、自分に合ったヘアケア製品を選びやすい新たな購入体験を提供するという。どんな事業なのか。

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施術せず、買い物だけでもOK

 全国初となるスマートサロン「ミンクス 渋谷 スマートサロン」は、MIYASHITA PARKの目の前という好立地にある。受付は入り口ではなく中央にあり、左奥に施術台が並ぶ。入口付近の壁沿いにはヘアケア製品がズラリと並び、一般的な美容室とはレイアウトが異なっている。


一般的な美容室同様に施術も可能だが、買い物目的での入店もOKだ(筆者撮影)

 体験設計も異なり、デジタルデバイスやテクノロジーを用いて、顧客が楽しく便利に製品を選べるような工夫が見られる。


AIによる香り診断は、「効果だけでなく香りで選びたい」という需要に応える(筆者撮影)

 ディスプレイの上に小瓶がたくさん置かれたこちらは、AIが好みの香りを診断してくれるサービス「カオリウム」だ。香りを切り口にマッチする商品を提案するという。


気になる製品をトライアル価格で購入できるサービスも(筆者撮影)

 その隣には、サンプルサイズのヘアケア製品が並ぶコーナー「DAGASHI(ダガシ)」がある。美容師に勧められた製品や気になる製品を顧客が気軽に試せるよう、トライアル価格で販売している。

 これらの体験は、どのスマートサロンでも展開するが、扱うヘアケア製品は各サロンによって異なる。スマートサロンという「業態」は共通だが、店舗の面積や設計、取扱商品などには各サロンの意思が現れるワケだ。

 ミンクス 渋谷 スマートサロンではミルボン製品のみを扱い、シャンプー・コンディショナー類の平均価格は200ミリリットルで2000円前後だという。

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