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大阪の商店街「道具屋筋」は人流を分析して、どう変わったのかVR商店街がオープン(2/5 ページ)

外国人観光客にも人気の大阪市・千日前道具屋筋商店街では、活性化や安全性の向上を目的にDXに着手している。人流解析や案内ロボットなどを導入し、運営はどう変わったのか。

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2台のカメラを設置して、人流を把握

 道具屋筋が本格的に人流分析を開始したのは、21年夏から。商店街の中央付近に2台のカメラを取り付け、南北に伸びる道を南向きに歩いている人、北向きに歩いている人の数を測定している。


北・南向きのそれぞれのカメラで通行者をカウント。その推移をグラフ化してクラウドに蓄積している(サイバー・クラフト提供)

 以前にも通行量は測定していたが、簡易的な内容でデータの蓄積はしていなかった。


20年秋から巨大提灯の下に超音波カウンターを取り付け、その下を通った人をリアルタイムで観測。毎日12時に人数がリセットされる仕組みだった(YouTubeチャンネル「yoshi」より)

 「アフターコロナを見据えて、できるだけ予算を抑えてシステムを構築しました。以前の超音波カウンターは、人だかりを1人とカウントするなど誤差がありましたが、2台のカメラによって、より正確な通行量と時系列推移が把握できるようになりました」(小西氏)

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