古い家の寒さ対策 3位「厚着」、2位「暖房器具を使う」、1位は?(1/2 ページ)
一般社団法人あんしん解体業者認定協会は、古い家に住んでいる全国の男女を対象に「古い家の寒さ対策に関する意識調査」を実施した。古い家では夏の暑さと冬の寒さどちらがきついかを聞いたところ、最も多かったのは「冬の寒さ」で半数を超えた。
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「解体無料見積ガイド」を運営するあんしん解体業者認定協会(東京都港区)は、古い家に住んでいる全国の男女を対象に「古い家の寒さ対策に関する意識調査」を実施した。古い家では夏の暑さと冬の寒さどちらがきついかを聞いたところ、「冬の寒さ」(67.1%)の回答が多かった。古い家の寒さ対策1位は「窓に断熱対策を施す」(193人)だった。
2位は「暖房器具を使う」(156人)、3位は「厚着する」(94人)、4位は「隙間を埋める」(90人)、5位は「床に断熱対策を施す」(49人)となった。
1位の「窓に断熱対策を施す」と答えた人からは、「カーテンを二重にしてなるべく外気が入らないようにしている」(23歳女性)、「二重窓にリフォームした」(34歳男性)、「窓にプチプチ(緩衝材)を貼る。正直こんなことで何が変わるんだくらいに思っていたが、驚くくらい室内の温度が変わった」(47歳男性)などの声が聞かれた。
2位の「暖房器具を使う」と答えた人からは、「こたつと石油ストーブをつけて対策している」(36歳男性)、「エアコンでは寒すぎるので、石油ファンヒーターとこたつを活用している」(56歳女性)などの声が挙がった。また浴室暖房がなく浴室や脱衣所の冷えに対し、「入浴前に脱衣所や浴室をストーブで暖める」という人もいた。
3位の「厚着する」と答えた人からは、「服の重ね着。フードつきのガウンを着てフードをかぶる。手袋をつける」(33歳女性)、「電気代を節約したいので生地が厚めのアウターを着込んでいる」(44歳男性)、「自分がしっかり着込む。レッグウォーマーや腹巻きなど、寒さによって調節する」(55歳女性)などの意見があった。機能的な肌着や薄手のダウンベストを室内で着ている人が多く、光熱費の節約のために行うという声も聞かれた。
同社は、「古い家は新しい家に比べ気密性や断熱性が低く、また日本の伝統的な家屋は、高温多湿の夏を快適に過ごせるよう風通しを重視して建てられている。そのため隙間風が入りやすく、冬の寒さがきついと感じる人が多いと考えられる」とコメントした。
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