仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
クルマを購入しようと思っている人は、どのタイプを考えているのだろうか。全国の男女に聞いたところ「軽自動車」(30.5%)が最も多く、以下「コンパクトカー」(26.4%)、「SUV」(21.4%)であることが、マイボイスコムの調査で分かった。
次いで「ミニバン」(19.2%)、「セダン」(18.6%)、「ステーションワゴン」(14.2%)という結果に。10年前に行った調査(2013年)に比べて、「SUV」と答えた人は12.8ポイントも増加。一方、「セダン」と答えたのは、同12.9ポイント減少した。
「ミニバン」は男性40代、「SUV」は男性10〜30代で高い。現在利用しているタイプと同じタイプを購入したい人は、「軽自動車」の利用者が8割強と高い結果に。
購入したいクルマの動力タイプを尋ねたところ、「ハイブリッド車」が55.1%、「ガソリン車」が47.1%、「電気自動車」「プラグイン ハイブリッド車」がそれぞれ20%台だった。「SUV」を利用している人は、「ディーゼル車、クリーンディーゼル車」「プラグイン ハイブリッド車」の割合が高い。
次にクルマを購入する際に、こだわりたい点を聞いたところ「どれだけ燃費が良いか、走行可能距離がどれだけ長いかを重視してこだわる」(男性24歳)、「電気自動車は、停電の時に家庭内で電気を利用できるなど、災害時の利点にこだわりたい」(男性46歳)、「もうこれからは出ることのない、ガソリン車のスポーツカーがほしい」(男性48歳)などの声があった。
インターネットを使った調査で、全国の男女1万52人が回答した。調査期間は1月1〜5日。
関連記事
- 豊田章男社長を取材し続けた筆者が思う、退任の本当の理由
トヨタ自動車の豊田章男社長が、退任を発表した。ここ数年、豊田社長を追いかけてきた筆者から見たさまざまなこぼれ話を書いていこう。 筆者が思う、退任の本当の理由は……。 - なぜSUVは売れているのか 「しばらく人気が続く」これだけの理由
街中でSUVをよく見かけるようになった。各社からさまざまなクルマが登場しているが、なぜ人気を集めているのだろうか。EV全盛時代になっても、SUV人気は続くのだろうか。 - トヨタは日本を諦めつつある 豊田章男社長のメッセージ
日本の自動車業界は今後どうなるのか。タイトヨタの設立60周年記念式典、およびトヨタとCPグループとの提携に関する発表から、未来を展望する。 - なぜプリウスは“大変身”したのか トヨタが狙う世界市場での逆転策
トヨタが新型プリウスを発表した。発売はまだ先なので、車両の詳細なスペックなどは分からないものの、その変貌ぶりが話題になっている。それにしても、なぜトヨタはこのタイミングで発表したのか。背景にあるのは……。 - マツダCX-60は3.3Lもあるのに、なぜ驚異の燃費を叩き出すのか
マツダCX-60の販売状況が、なかなか好調のようだ。人気が高いのはディーゼルのマイルドハイブリッドと純ディーゼルで、どちらも3.3Lの直列6気筒エンジンを搭載している。それにしても、3.3Lもあるのに、なぜ燃費がよいのだろうか。 - なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.