ニュース
ファミマ、カップ・ふた一体型「完全紙カップ」の実証実験を開始 脱プラ強化:従業員を対象に実施
ファミマはカップ・ふた一体型「完全紙カップ」の実証実験を開始する。プラスチック削減に向けた取り組みの一環。
ファミリーマートは2月7日、カップ・ふた一体型の「完全紙カップ」(the good cup)導入に向けた実証実験を開始する。プラスチック削減に向けた取り組みの一環。
FAMIMA CAFEの「ブレンドS」を「完全紙カップ」に変更し、提供する。同社本社ビルの社員専用店舗で、従業員を対象に実施。期間は2月7日から3月6日までの約1カ月間とする。
ファミリーマート全店でブレンドSを完全紙カップに変更した場合、プラスチック削減効果は2021年度比で年間約250トンを見込む。
実証実験に先駆けて、公式SNSで「the good cup紹介動画」を公開したところ、「グッドカップを使ってみたい」「環境への配慮はありがたい」「分別が楽で使いやすそう」という肯定的な意見が集まった。一方で「紙の味がコーヒーに影響が出ないか心配」「通常のカップも選択できるようにしてほしい」などと不安視する声も集まっている。今回の実証実験を通じて、コーヒーの品質や飲みやすさに影響がないか検討する。
FAMIMA CAFEの共同開発を行う、Philocoffea(千葉県船橋市)責任者でバリスタの粕谷哲氏は「コーヒーは世界中で愛され、多くの方に習慣的に飲まれているからこそ持続可能性を重視しなくてはならないと考えます。だからこそファミリーマートのような大量にコーヒーを販売するコンビニがSDGsに貢献する完全紙カップに取り組むことをうれしく思います」とコメントした。
関連記事
- ファミマ、プラ製フォークの提供を原則終了 竹箸で代替
ファミマは10月4日から店頭でのプラスチック製フォークの提供を原則取りやめる。フォークを希望する客には竹箸を提供する。 - 「こぼしそう」なのに、スタバの“フタなし”フラペチーノが受け入れられたワケ
スタバは店内で提供する全アイスドリンクをフタ(リッド)なしで提供する。紙ストロー、フタなしドリンクなどの取り組みはなぜ利用者に受け入れられるのか。キーワードは「共感の醸成」だという。 - 高級ホテルブッフェの残り、弁当で提供 2カ月で100キロの食品ロスを削減できたアプリ「TABETE」とは?
ホテル滞在の楽しみの1つである「朝食ブッフェ」。長年課題とされてきた「食品ロス」問題だが、2カ月で100キロ、50%削減したアプリがある。食品ロス削減アプリ「TABETE」とは? - 全国にたった“17人” スタバ黒板アート職人「GAHAKU」は何者なの?
日本のスタバには、「GAHAKU」と呼ばれる黒板アートの達人が存在する。GAHAKUは全国にたった17人。倍率12倍以上の選考を勝ち抜き、従業員の“お手本”となる黒板アートを制作している。 - ビッくらポン!で入れたお皿、どこに行くの? くら寿司に「超・効率重視の皿洗い」の全容を聞いた
くら寿司の代名詞といえば、「ビッくらポン!」。ところで、ビッくらポン!で客が投入した皿はどこに行くのだろうか。くら寿司に「超・効率重視の皿洗い」の全容を聞いた。 - キャンセル待ちが約8000人! レンジで「チン!するレストラン」がここまで話題を集めたワケ
冷凍食品とアイスクリームが食べ放題の「チン!するレストラン」が話題を集めた。2日目にはチケット完売、キャンセル待ちは7000〜8000人を記録。好評の要因を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.