すかいらーく、新業態を相次ぎオープン 「ネコ型ロボット」をこれまで以上にフル稼働させるワケ:不可欠な存在に(1/3 ページ)
すかいらーくホールディングス(HD)がポストコロナを見据え、積極的な新ブランド展開に乗り出している。1月に生そばや丼物の新業態「八郎そば」、2月には飲茶専門店「桃菜(とうさい)」をオープンした。すかいらーくといえば、ネコ型ロボットが料理を運ぶ光景が定番となったが、新業態の桃菜では、バーミヤンやガストなどの既存業態以上に、ネコ型ロボットの活用を見込んでいるという。一体なぜなのか。
すかいらーくホールディングス(HD)がポストコロナを見据え、積極的な新ブランド展開に乗り出している。1月に生そばや丼物の新業態「八郎そば」、2月には飲茶専門店「桃菜(とうさい)」をオープンした。すかいらーくといえば、ネコ型ロボットが料理を運ぶ光景が定番となったが、新業態の桃菜では、バーミヤンやガストなどの既存業態以上にネコ型ロボットの活用を見込んでいるという。一体なぜなのか。
愛らしい表情をしたネコ型配膳ロボットが、蒸籠(せいろ)に入った小籠包を運んでくる――。
2月1日、東京・町田市に「飲茶 TERRACE 桃菜」1号店がオープンした。飲茶は中国の食文化の1つで、中国茶と点心を味わう食事スタイルだ。昨年2〜3月、バーミヤンの首都圏15店舗で実施した「飲茶食べ放題」が、同社の想定を超える反響があったため、新業態としての採用が決まった。
当初はバーミヤンのブランドのままで「点心食べ放題」を継続する案もあったが、ニーズが想定を上回ったほか、点心の調理には専用器具も必要となり、オペレーション面から見ても切り離した方が得策だとの判断があった。すかいらーくHDの梅木郁男執行役員は「マーケットの大きさを確認する中で、飲茶専門の新業態として立ち上げられるとの確信が得られた」と振り返る。
6年ぶりの新業態
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