「住まいのプロ」が解説 リモートワークの生産性を高める物件選びの“金科玉条”:ビジネスハックラボ(1/5 ページ)
コロナ禍以降、定着したリモートワーク。せっかくなら、これまでのオフィスではできなかった仕事の仕方をしたいと考えている人もいるのでは。リモートワークを楽しむ物件の選び方を、住まいのプロが解説する。
コーナー:ビジネスハックラボ
仕事とプライベートの境目があいまいになり始めている昨今、業務を楽しみ、生産性を高めるアイデアは世の中にあふれている。その中から、読者のQOLとQOB(Quality Of Business)向上につながるネタを提供していく。
コロナ禍でリモートワークの時間が増え、在宅時間が長くなったことで現在の住環境に不満を抱いている人も多いだろう。その不満を解消し、快適に仕事をするために知っておきたいことをまとめた。自分自身の暮らしに合わせて必要そうな項目をチェックしてほしい。
増加傾向の「音」トラブル どう防ぐ
リモートワークで気になるのが「音」だ。特に会議が多い人は、周囲の音が気になるはず。そもそも、コロナ以前から働き方、暮らし方の多様化は進んでおり、音のトラブルに悩む人が増え始めていた。かつてならファミリー向けの間取りにはファミリーが、単身者向けの間取りには若い単身者が住んでいたものだが、今では間取り、広さと年齢、家族数などがリンクしなくなっていることも要因だ。
また、いわゆる「9時17時」勤務以外で働く人も増えており、同じ間取りが並んでいても生活時間はそれぞれ異なる。当然、隣戸や上の階の音が気になることも増えてしまうのである。
音トラブルは「重さ」が解決?
音のトラブルをできるだけ避けるためには、建物の種類から考えよう。音には空気で伝わる空気伝搬音、振動で物体から伝わる固定伝搬音の2種類があり、前者は「重さ」がカギになる。映画館やコンサートホールの扉が厚く、重いのは音を遮断するためなのだ。
それを考えると、軽い木造よりも重いRC造(鉄筋コンクリート造)の方が音のトラブルが少ない、周囲の音が聞こえにくいといわれるのは納得である。とはいえ、RC造なら絶対に音のトラブルがない、全く周囲の音が聞こえない・漏れないわけではない。周囲の建物・住民次第でもあり、あくまで一つのヒントとして捉えてほしい。
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