三省堂の「ちょっとウザい」辞書スタンプ、友人に送って分かった“とある効果”:ITmedia ビジネスオンライン Weekly Top10
1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「Weekly Top10」。今回は2023年2月20日から26日までの7日間について紹介。
ITmedia Business Online Weekly AccessTop10
- コメダは「ボリュームありすぎ」だからいい 4人家族がたどり着いた朝食の“最適解”
- 説明がちょっとウザい、だけど人気 三省堂の「辞書LINEスタンプ」はなぜ生まれたのか
- 神奈川県の住みたい街ランキング 3位「川崎市」、2位「鎌倉市」、1位は?
- 「朝モス」利用者、実は40〜60代がボリューム層 そのコンセプトは
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ITmedia ビジネスオンラインにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia ビジネスオンライン Weekly Top10」。今回は2023年2月20日から26日までの7日間について集計し、まとめました。
先週もっとも読まれた記事は、先々週に引き続き『コメダは「ボリュームありすぎ」だからいい 4人家族がたどり着いた朝食の“最適解”』だった。
筆者自身、コメダの本社所在地でもある愛知県エリアで営業職をしていた時期があったので、出先の商談の場は先方のオフィスをのぞくとコメダ珈琲店を使うことが多かった。
個人的な話になるが愛知県で働いていたこともあって、仕事でもプライベートでもコメダ珈琲店に居る機会が増えていた。慣れている場にいると、初めての商談相手でも自然と緊張がやわらぐ心地がしたのを覚えている。
三省堂のLINEスタンプ、実際に使ってみた
次に読まれた記事は『説明がちょっとウザい、だけど人気 三省堂の「辞書LINEスタンプ」はなぜ生まれたのか』だった。辞書や事典の出版を手掛ける三省堂のLINEスタンプがSNSで話題になっていることを受け、同社に開発経緯を取材した記事だ。
本記事を執筆した編集部の記者に取材のこぼれ話を聞いた。
「SNSでの『ウザいけどなんかいいよね笑』という、捉え方によっては失礼にもなりそうなリアクションをおおらかに受け止めていたのが印象的でしたね。『このスタンプを使ったやり取りや、スタンプを見たリアクションを、どんどんSNSで拡散していってほしいです!』とおっしゃっていました。辞書を作っている会社といえば『堅い』といったイメージがあるかもしれませんが、そうではなかったことが意外でした」
ということで自分もスタンプを購入し、友人におもむろに送ってみた(記事に掲載することは本人の了承を得ている)。その結果、興味を持った友人はすぐに自身でスタンプを購入し、「くそ」と筆者に送ってきた。
突然の罵倒にやや戸惑ったが、スタンプに書かれている語釈によると、くそという言葉には「自分に屈辱などを与えるなどした相手をののしって言う言葉」という意味と、「落ち込みがちな自分の気持を奮いたたせるのに用いる語」の意味があるようだ。
どちらの意味で送ってきているのか逡巡しているうちに、「ごめんなさい」スタンプを畳みかけてきた。友人のリアクションを紹介しようと思ったら逆に翻弄されてしまった。
実際にスタンプを使ってみると、普段の会話で使う言葉の一つをとっても、重層的な意味が含まれていることを改めて認識する。
また今回のケースでは面白いスタンプが送られてきたのを見て、「自分も使ってみたい」という気持ちが生まれ、購入につながったようだ。たまたま友人のノリが良かっただけかもしれないが、こうしたさりげない広告効果もLINEスタンプの特徴かもしれない。
モスバーガーの菜摘(なつみ)は、ほぼサラダだった
4位には、同じく朝食を扱った『「朝モス」利用者、実は40〜60代がボリューム層 そのコンセプトは』がランクインした。筆者が書いた記事なのでこの場を借りて少しだけ紹介する。
タイトルの通り、モスバーガーの朝食メニュー「朝モス」の利用者層は40〜50代の女性、60代の男性がボリューム層なのだそうだ。朝食メニューの導入経緯や、商品ラインアップのこだわりについて運営企業のモスフードサービスに聞いた。
同社は14年から「朝モス」を本格的に導入している。商品ラインアップでは、野菜をしっかり摂れる“モスならでは”を意識しているとのこと。朝食メニューに限らずこうしたメニューを提供する背景には、「お客さまの健康に責任を持つ」という考えがあるという。
なお本記事の執筆にあたって、取材も兼ねてバンズの代わりにレタスで挟む「モスの菜摘(なつみ)モス野菜」を食べてみた。ハンバーガーというよりはもはや、「サラダを手づかみで食べている」感覚に近かった。気を抜くと野菜不足な食生活になりがちなので、こういったメニューは一人暮らしの社会人にもありがたい。
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- 「朝モス」利用者、実は40〜60代がボリューム層 そのコンセプトは
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