ニュース
最盛期から7年で店舗半減に舵 イトーヨーカドー、首都圏シフト加速:対象店舗は明かさず
セブン&アイホールディングスが傘下の「イトーヨーカドー」について、国内14店舗を新たに閉鎖する方針を中期経営計画で示した。首都圏での事業に集中する狙いがある。
セブン&アイホールディングスが傘下の「イトーヨーカドー」について、国内14店舗を新たに閉鎖する方針を示した。3月9日発表の中期経営計画で明らかにした。首都圏での事業に集中する狙いがある。閉店対象店舗は明らかにしていない。
最盛期は182店舗 2026年2月末までに93店舗に
イトーヨーカドーは最盛期で全国に182店舗(2016年2月末時点)を展開していた。だが、19年10月、業績悪化などを理由に33店舗の閉店を決定。函館店(北海道・22年7月)、金町店(東京都・22年9月)など16店舗は23年2月末までに既に閉店している。
同社は今後、新たに閉店対象となった14店舗を26年2月末までに順次閉店する方針だが、対象店舗の詳細については「答えられない」と明言を避けた。閉店後の全国の店舗数は93店舗になる見通しで、最盛期から半減することになる。
同社は新たな中期経営計画で「首都圏事業へのフォーカスを加速させる」と店舗削減とともに、首都圏シフトを明言していた。
関連記事
- ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
連日の猛暑が続く中、ソニーグループ(ソニーG)が4月に発売した、充電式の冷温デバイス「REON POCKET 3」(レオンポケット3)の売れ行きが好調だ。同製品は「着るエアコン」とも呼ばれており、ビジネスパーソンを中心に売り上げを伸ばしている。 - 「スシロー」はなぜ、“食器舐め”本人の謝罪を拒否したのか 広報に聞いた
回転寿司チェーン「スシロー」の店内で、客が卓上の醤油ボトルや湯呑みを舌でなめる動画をSNSに投稿し、物議を呼んでいる。被害を受けたスシローの運営元あきんどスシローは迷惑行為に「刑事、民事の両面から厳正に対処する」との声明を発表。厳格な姿勢を示し、ネット上で賞賛を浴びている。スシローはなぜ厳しい姿勢を貫くのか。理由を広報に聞いた。 - 「想定以上の売り上げ」──期間限定47%増量商品、品切れ相次ぐ なぜローソンは値下げを選ばなかったのか
ローソンが価格据え置きで人気商品の重量を47%増量した期間限定キャンペーン「盛りすぎ!チャレンジ」を開始し、その取り組みが注目を集めている。キャンペーン開始以降の販売も好調で、一部商品で品切れが相次ぐほどだ。 - 加速する局アナの“テレビ離れ” 元TBS国山ハセン氏が選んだ意外な転職先
ビジネス映像メディア「PIVOT」を運営するPIVOTは、元TBSアナウンサーの国山ハセン氏が参画したと発表した。 - 社用スマホ転売で6億円着服──バンダイナムコはなぜ、社員の不正を防げなかったのか
バンダイナムコホールディングス子会社で、社員が会社の備品を無断で売却し、約6億円を着服するという事件が発生した。転売事件はなぜ起きたのか。同社担当者に経緯を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.