ニュース
日本生命の元従業員、1532万円を顧客から詐取 架空の保険を提案:再発防止を徹底
日本生命保険は、長崎支社に勤めていた元従業員が、顧客から約1532万円を不正に詐取していたと発表した。架空の保険を提案するなどして、保険料名目で金銭を詐取していたという。
日本生命保険は3月13日、長崎支社に勤めていた元従業員が、顧客から約1532万円を不正に詐取していたと発表した。架空の保険を提案するなどして、保険料名目で金銭を詐取していたという。
元従業員は長崎支社の長崎中央営業部に勤務。顧客に架空の保険を提案したり、「親族の契約の保険料に充当する」と虚偽の説明をしたりして不正に金銭を取得していた。
日本生命は顧客に対し、被害金額を弁済する。関与した職員には、同社が賠償した金額の返還を求めるとともに、社内規定に基づき厳正に処分する。
職員による現金の取り扱いを廃止し、完全キャッシュレス化を図るなど再発防止を徹底する。通知物やWebサイトなどにも、その旨を明記するなどして周知していくという。
同社からの送金先を契約者本人の口座のみに限定したり、契約者が手続きを完結できる取引を拡大させたりして、不正の防止に取り組んでいく。
同社は「研修や社内点検などを通じ、コンプライアンス意識の向上を図っていく」とコメントした。
関連記事
- Armに惚れ込んだ孫会長──金庫番・後藤CFOが「待った」をかけた理由
前編に続いて、今回の対談相手はソフトバンクグループCFOの後藤芳光氏。中編では、孫会長に対し「今ではない」と待ったをかけ続けたというArm買収秘話や、2017年に開始した「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の評価損について語る。 - 債務超過で「突然の経営危機」──GMO安田CFOが、乗り越えられた理由
「CFOの意思」第6回の対談相手は、前編に引き続きGMOインターネットグループ副社長兼CFOの安田昌史氏。過払い金問題で「280億円で買った会社を、500万円で売る」危機に陥っても、会社を成長させられたのはなぜか? 撤退覚悟の状況で繰り出した「ウルトラC」の技とは? - スシロー、おとり広告で「信用失墜」し客離れ──それだけではない業績悪化のワケ
最近のスシローといえば、おとり広告の問題で景品表示法に係る措置命令を受けてしまった件は記憶に新しいことでしょう。こういった問題が起きるとどのような影響があるのかを「減損損失」という視点から見ていきます。 - 社長は「トヨダ」氏なのに、社名はなぜ「トヨタ」? “TOYODA”エンブレムが幻になった3つの理由
日本の自動車産業をけん引するトヨタ自動車。しかし、同社の豊田社長の名字の読み方は「トヨダ」と濁点が付く。なぜ、創業家の名字と社名が異なるのか? 経緯を調べると、そこには3つの理由があった。 - 「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」 両者を分ける“4つのスキル”とは?
日本企業はなぜ、「部下を育てられない管理職」を生み出してしまうのか。「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」を分ける“4つのスキル”とは? 転職市場で求められる優秀な管理職の特徴について解説する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.