ChatGPTってビジネスで使えるの? 訝しむ人が知らない「使いこなし方」:本田雅一の時事想々(1/6 ページ)
ChatGPTが大きな話題となっている。実際に使ってみて「これをビジネスで本当に使えるのか?」と訝しんでいる方もいるかもしれない。ChatGPTが得意なことと苦手なこととは? ChatGPTを始めとする自然言語AIをビジネスツールとして使う場合のコツや考え方について解説する。
昨年末に発表されたChatGPTが、ここまで一般的なビジネスパーソンにとっての話題になるとは、おそらくサービスを開発したOpenAI自身も含めて想像していなかったのではないだろうか。
マイクロソフトの巨額出資をきっかけに注目を集め、その自然な応対が話題になるとテックワールドはAIの話題で埋め尽くされているようだ。並行して一部で話題になっていた画像生成型AIの作り出す映像も一因だ。
その後、マイクロソフトは検索エンジンやWebブラウザにChatGPTの改良版であるAIモデルを組み込むと、”AIの民主化”を掲げて一部のプログラマーや企業、あるいは研究者だけが使ってきたAIの力を、一般的なユーザーにも開放すると宣言した。
マイクロソフトとしては、一般ユーザーにAIを早期開放することで、同社の主力製品であるAzureのAI最適化を進め、自然言語AIを応用した検索やひな型作成といった機能実装の成熟度を高めたいと考えているのだろう。
しかし、一方で無料で利用できるChatGPTを使ってみて「これをビジネスで本当に使えるのか?」と訝しんでいる方もいるかもしれない。
実は執筆の時点で、近く(米太平洋時間の3月16日)にマイクロソフトは重要な発表を行うとしている。先立って新モデルの「GPT-4」に関する情報も発表されており、AI関連の新しい発表であることが期待されている。その前に自然言語AIモデルをビジネスツールとして使う場合のコツや考え方などについて、AIのおさらいを含めて書き進めていくことにしたい。
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