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かっぱ寿司がボリューム満点なランチセットを「ほぼワンコイン」提供し続けられるワケ:ランチから見る企業努力(2/2 ページ)
連載「ランチから見る企業努力」。今回は回転寿司チェーン「かっぱ寿司」を取材した。ボリューム満点なランチセットを「ほぼワンコイン」提供し続けられる理由は?
価格維持の秘訣
同社は、客からの「平日ならではのお得な商品が欲しい」「昼の時間にサッと食べたい」という意見を受け、2022年10月3日からランチの提供を開始。「手軽に満足してもらいたい」との思いから、ワンコイン前後の価格設定にした。
コストパフォーマンスを高くできている背景には「廃棄ロス削減」「仕入れ」での工夫がある。
「切り付け技術向上による歩留まりの改善や食材仕込数量の最適化など、さまざまな取り組みの積み重ねで廃棄ロス低減に取り組んでいます。また、コロワイドグループの調達力を生かし、長期と短期の仕入れを組み合わせることで、最適な価格で総合的な仕入れをするという強みを生かしています」(広報担当者)
同社は他にも、「フルオーダー店舗」への改装による商品廃棄の削減にも取り組む。客が寿司を注文してから商品を製造することで、新鮮でより品質の高い商品を提供できるだけでなく、レーンで回っている寿司の廃棄を削減することにもつながる。
現在は全店「フルオーダー店舗」に改装済みだ。
利用者の声
かっぱ寿司のランチは幅広い層に利用されており、午前11時〜午後1時の利用が多い。利用者からは「お得に手早く食事ができる」「麺類や茶碗蒸しがセットになっているので、その日の気分や好みで選べる」「お寿司を頼んでも1000円で収まる」など評価の声が挙がっているという。
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