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キヤノンの“成果”はいかに? 4カ月研修後に「社内転職」:体験談も聞いた(1/4 ページ)
人材育成に注力するキヤノンでは、2016年から職種転換を伴う「研修型キャリアマッチング制度」を開始している。18年には、ソフトウェア技術者の育成を目的とした教育施設を設立、未経験からソフトウェアエンジニアに転向する社員もいるという。この制度は、どんな成果を生んでいるのか。
人生100年時代、技術や環境が目まぐるしく移り変わる世の中で、自主的にスキルアップするなど変化する努力をしなければ生き残れないともいわれる。企業側の視点でも、社内人材のスキルの底上げや適材適所の配置が事業成長を左右する重要なファクターとなるはずだ。
創業85年を超えるキヤノンでは、「リスキリング」という言葉が注目されるかなり前から人材育成に注力している。グローバル人材を育成する国際出向制度や各種エキスパートの人材育成制度、職種転換を伴う研修型キャリアマッチング制度などがあり、「自ら成長する意欲のある社員」を支援する体制を整えている。
2018年には、ソフトウェア技術者の育成を目的とした教育施設「Canon Institute of Software Technology(通称、CIST:シスト)」を大田区下丸子に設立。職種転換を目的に研修を受ける社員は、4カ月間職場を離れて、この施設で学ぶことになる。その後、未経験でありながらソフトウェア技術者として活躍している社員もいるそうだ。
キヤノンが実施する「研修型キャリアマッチング制度」は、どんな仕組みで、どんな成果が出ているのか。現状を尋ねた。
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