楽天、「FLASH」光文社に4.4億円賠償請求 三木谷社長「反社交際」疑惑を報道:「事実ではない」
週刊誌「FLASH」が三木谷浩史社長の「反社交際」疑惑を報道したことを巡り、楽天グループは発行元の光文社に対し、4億4000万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した。楽天は一連の報道内容を「事実ではない」と否定している。
週刊誌「FLASH」が三木谷浩史社長の「反社交際」疑惑を報道したことを巡り、楽天グループは4月6日までに、発行元の光文社に対し、4億4000万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した。楽天は一連の報道内容を「事実ではない」と否定している。
光文社の週刊誌「FLASH」は4月4日、「三木谷浩史・楽天会長、暴力団組員との密接交際写真『俺はコカインの密売人』」というタイトルで、三木谷社長の疑惑を報道。同日付で自社ニュースサイト「smart FLASH」でも同じ内容の記事を公開した。
記事では、コカインの密売で三木谷社長と交流があったという元暴力団組員の男性が取材に応じ、三木谷社長の薬物購入や使用に言及していた。
楽天グループは「三木谷浩史に関して、反社会勢力とのつながりや、あたかも違法薬物の購入・使用をした、もしくはその疑いがあるかのような記事が掲載されたが、そのような事実は一切ない」と疑惑を明確に否定。記事の掲載直後には「当該記事を掲載した出版社、週刊誌の編集長、いかにも真実であるかのような記事を執筆した記者に対し、法的措置を含め厳重な対応を取る」との姿勢を見せていた。
最終的に「虚偽の情報に基づく報道がなされ、当社と三木谷の名誉が棄損された」として、提訴した。楽天はFLASH編集長や担当記者に対する損害賠償に加え、FLASH誌面とsmart FLASHでの謝罪広告の掲載、記事の削除を求めている。
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