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営業マンからバリスタへ 68歳男性がスタバでフラペチーノを作る理由:職場で恋バナも(2/5 ページ)
スタバの象徴、緑のエプロンを身に付け、フラペチーノを作る「68歳」の児玉さん。バリスタとしてすべての業務を担当。かたくなに『バリスタはしない』と避けていました」と振り返るが……?
バリスタにも挑戦 職場では「恋バナ」も
児玉さんは現在、週3日、1日5時間程度勤務している。レジ対応からドリンクを作るバーの仕事、仕込みや食器洗いなどをローテーションで担当する。
入社当初はカフェアテンダント制度を活用しており、洗い物や仕込みなどの業務に専念していた。「かたくなに『バリスタはしない』と避けていました」と当時を振り返る。バリスタ業務を担当するきっかけは何だったのか。
「店の混雑具合などを見て、バリスタ業務をできるようになった方が良いなと思い、教育を受けました。すると、バーでドリンクを作るのももちろんですが、レジでお客さまとお話をすることが大変楽しくなってきましたね。常連さんとお友達になって、お名前伺うこともあります」(児玉さん)
働いていると、客から「珍しい」と話しかけられることも多いのだとか。「『もう定年していて、68歳なんです』と伝えると、みなさん驚かれるのが結構楽しいですね」(児玉さん)
職場は学生など若者が多いというが、どのような会話をしているのだろうか?
「若い人から私に声をかけることはなかなかできないと思うので、自分から声をかけるようにしています。なかには、同僚が恋バナをしてくれることも。仕事に来ているというより、楽しい時間を過ごさせていただいていますね」
「20歳そこそこの学生さんにとって、60歳を過ぎた人と働く経験はなかなかないと思うので、 若い部隊をうまくサポートできたらうれしいなと思っています」 (児玉さん)
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