インタビュー
”推し本”を置く神保町の「共同書店」が話題、どんな場所なのか:一棚一棚に店主がいる(4/5 ページ)
一棚一棚に店主がいて、それぞれの推し本を販売する共同書店が、本好きの人の間で話題となっている。「週末は若者が集まりクラブのような雰囲気になる」とか。一体どんな場所なのか。
23年1月にはシェアラウンジもオープン
23年1月には、同じビルの3階にシェアラウンジを併設した「PASSAGE bis!(パサージュビス)」もオープンした。
シェアラウンジは、コーヒーや紅茶などのドリンクやチョコレートなどのフリースナックにWi-Fiと電源も完備する。料金は時間制で30分650円、1時間1100円、3時間2800円、平日のみの1日料金は4400円。1階で商品を買うと100円の割引となる。時間制の営業とは別に、単体でアルコール飲料を買って、その場で飲むこともできる。
午後7時以降はイベントスペースとしても機能し、1時間1万6500円でレンタルしている。オープンから1年での売り上げの変化を尋ねてみると、あまり変わっていないとのこと。
「1階の書店のビジネスモデルでは、棚賃と数%の決済手数料がもうけになりますので、上限が見えていると思います。あとは、いかに来客にとって気持ちのいい環境を作るかという話で、3階がその役割を担い始めているかなと」(由井氏)
3階の棚には、『働きマン』などで知られる人気漫画家の安野モヨコ氏が決まっているという。著名人の店主が増えれば、ますます客数が増えそうだ。
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