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「世界的に見て低水準」な日本の従業員エンゲージメント 「最も低い世代」は?(2/2 ページ)

日本の従業員エンゲージメントが世界的に見て低水準だということは、たびたび指摘される。それでは、年齢別に見ると最も低水準なのは、どの世代なのだろうか? アジャイルHR(東京都港区)は、インテージ(東京都千代田区)と共同開発した「A&Iエンゲージメント標準調査」を用いて、国内の従業員エンゲージメントを分析した。年代別に見ると、最も低かったのは30代だった。

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一般社員のエンゲージメントはパート・アルバイトよりも低い

 雇用形態で比較すると、従業員エンゲージメントが最も低かったのは派遣社員であり、次いで一般社員、パート・アルバイトと続いた。役職別で比較すると、役職が上の人ほど高く、経営層と下位層には温度差があることが分かる。

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経営層と下位層との温度差は非常に大きいことがわかった

 業種別に見ると、最も低かったのは製造業、最も高かったのは教育・学習支援業だった。仕事の意義が明確であり、もともと仕事の適性に合った人が就職しているとされる業種で高い傾向が見られた。

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最も低かったのは製造業であり、最も高かったのは教育・学習支援業であった

 会社の従業員規模の違いによる差は見られなかった。人事制度や研修プログラムが整備されている大企業でも、全員の顔と名前が一致する中小企業でも従業員エンゲージメントは変わらない様子がうかがえる。

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差は見られなかった

 調査は1月31日〜2月6日、全国の10〜60代の男女9269人を対象にインターネットで実施した。

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