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なぜ人は「激安タイヤ」を買うのか アジアンタイヤの存在感が高まるリスク高根英幸 「クルマのミライ」(4/7 ページ)

アジアンタイヤが日本で存在感を増している。大きな理由として「安い」ことが挙げられる。しかし、本当にそれでいいのかというと……。

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国産タイヤとアジアンタイヤの違い

 トヨタの86、スバルBRZの標準タイヤがエコタイヤであるのは、ドライでのグリップ力ばかりに頼った現行モデルのGR86、スバルBRZでも、そうした思想は受け継がれている。

 そこであえて、先代スバルBRZのタイヤをアジアンタイヤから国産プレミアムスポーツに履き替えてみた。それによってどれだけ変化を感じ取れるかによって、国産タイヤとアジアンタイヤの違いも浮き彫りになると考えたからだ。

 選んだのはADVAN Sport V105。215/45R17は、純正サイズであるとともに、比較的幅広い車種に対応しているタイヤサイズだ。果たして横浜ゴムが誇るフラッグシップタイヤをスポーツカーに履かせて、その違いを感じ取れるだろうか。


ADVAN Sport V105は、横浜ゴムが誇るプレミアムスポーツタイヤだ。ポルシェやAMGなどの高性能車向けに開発されただけに、価格とライフ以外は文句なしの性能を見せつけてくれた

 約4年経過したアジアンタイヤから新品のプレミアムスポーツ、ADVAN Sportに履き替えた印象は、明らかに路面を捉える感触が変わったことを感じさせる。それは安心感であり、クルマと自分がより一体になった錯覚を感じさせたりするものだ。

 まずはドライグリップの限界とそのコントロール性を体感すべくジムカーナ場にクルマを持ち込んでみた。どちらもタイヤの限界を超えてコントロールするレベルまで同じように攻め込んでみたところ、軽くラップタイムは4秒縮まった。

 900メートルのジムカーナコース、50秒前後のラップタイムで4秒も違うのは驚いたが、それよりも素晴らしいのは、グリップ力を伝えてくる感覚と、その限界を超えたときのコントロール性の高さだ。それは安心感とドライブする楽しさを増加させてくれる。クルマを手の内にしてコントロールする喜びを何倍にもしてくれるのが、優れたスポーツタイヤなのだ。

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