「まる・ちょき・ぱー」で操作可能! 「扇風機」に並々ならぬ情熱を注ぐシロカ社長が語った“こだわり”:家電トレンド解説(1/4 ページ)
手の形でオンオフや首振りを操作できるシロカの「めくばりファン」。実は、シロカは「扇風機」に並々ならぬ情熱を注ぐ企業として知られる。金井まり社長に、「めくばりファン」のこだわりを聞いた。
シロカは、人を認識して首振りの角度を自動でコントロールする扇風機「人認識センサー付き DC扇風機 めくばりファン SF-HC151」を発売した。手の形でオンオフや首振りを操作できる機能も搭載する。
これまでもシロカは、音声認識機能を搭載した扇風機や、3D首振りで部屋干しに対応した扇風機など、他社にはない製品を発表してきた。同社がここまで扇風機の新機能に注力する理由を、代表取締役社長の金井まり氏に聞いた。
ハンドサインで動作 人の動きに追従
人認識センサー付き DC扇風機 めくばりファン SF-HC151(以下、めくばりファン)の最大の特徴は、カメラで人を認識する「ひとセンサー」の搭載だ。これによって、大きく2つの機能が使えるようになる。1つは、人を認識して送風する機能。通常、首振りにすると扇風機は決められた範囲を機械的に送風するが、めくばりファンでは状況によって首振りの範囲を自動的に変更する。
モードは2種類用意されている。「ひとりじめ」は、指定した人の後を追うように送風するモード。例えばリビングからキッチンへと移動すると、そちらに首を振って風を送り続ける。
「やまわけ」は、複数の人を認識して、そこだけに風を送るモード。例えば、部屋に3人いれば、その3人に風が当たるよう首振りをし、1人が部屋からいなくなると、残った2人だけに風を送るよう首振りの角度が狭められる(1人だけになると首振りは止まる)。
ひとセンサーは、顔だけではなく肩から上のシルエットも認識しているため、顔を扇風機の方に向けていなくても追従し続ける。カメラによる認識機能というと、プライバシーが気になるが、映像を録画したり外部に送信したりする機能はないため、その点は安心しても良いだろう。
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