2015年7月27日以前の記事
検索
連載

「まる・ちょき・ぱー」で操作可能! 「扇風機」に並々ならぬ情熱を注ぐシロカ社長が語った“こだわり”家電トレンド解説(4/4 ページ)

手の形でオンオフや首振りを操作できるシロカの「めくばりファン」。実は、シロカは「扇風機」に並々ならぬ情熱を注ぐ企業として知られる。金井まり社長に、「めくばりファン」のこだわりを聞いた。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

今年の夏も猛暑予想 扇風機市場に追い風

 めくばりファンの市場想定価格は2万3000円前後で、目標販売数は約2万台。

 「これは売れる! と思って開発をしたというよりは、こんな製品があったらいいのに、こんなニーズがあるのではないか、といった思いで開発した製品です。

 ひとセンサーやハンドサイン操作が今後トレンドになるかは分かりませんし、トレンドを狙って開発したわけではありません。ただ、数多くある扇風機の中に『新しい風を吹き込んだ』と考えており、お客さまのお役に立てる機能だと考えています。今後も扇風機に対するお客さまのニーズに細かく応えていくべく、常により良い製品をお届けすべく改良を重ね、本当に役立つ製品を開発したいと思っています」(金井氏)

扇風機

 東日本大震災以降、DCモーターを搭載した扇風機に注目が集まり定着した。昨今の電気代の値上がり、そして今年の夏は暑くなると予想されており、扇風機市場には追い風が見込まれる。めくばりファンのような機能の多様性は、単にエアコンの補助としてではなく、家庭環境や利用シーンを考えて選ぶきっかけを与えてくれるだろう。また、ハンドサインによる操作は、扇風機のみならず例えばエアコンや照明といった他の家電にも応用が期待できそうだ。

扇風機

小口覺(おぐち・さとる)

 雑誌、Webメディア、単行本の企画・編集・執筆などを手掛けるライター・コラムニスト。自慢できる家電「ドヤ家電」(日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定)を生み出す。近年はマーケティングやR&Dの領域で取材・コンサルティングを手掛ける。著書に、『ちょいバカ戦略: 意識低い系マーケティングのすすめ』(新潮社)など。


前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る