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今年のゴールデンウイークは「復活した」と言えるのか? 過去10年の渋滞データから分析:鈴木ケンイチ「自動車市場を読み解く」(1/3 ページ)
9日間におよんだ2023年のゴールデンウイーク。久しぶりに高速道路の渋滞も話題になりました。では実際のところ、今年の高速道路の渋滞はどのようなレベルだったのでしょうか?
4月29日に始まり、2日間の平日を挟んで5月7日までの9日間におよんだ2023年のゴールデンウイーク。コロナ禍も沈静しつつある中、久しぶりに高速道路の渋滞も話題になりました。では実際のところ、今年の高速道路の渋滞はどのようなレベルだったのでしょうか? コロナ禍以前に戻ったのか、それともまだまだなのかを検証します。
今年の平均日交通量は4万2000台、昨年比106%
ゴールデンウイークの明けた5月8日に、NEXCO各社連名によって「ゴールデンウイーク期間における高速道路の交通状況(速報)」が発表されました。それによると、今年の平均日交通量は4万2000台で、昨年比106%。10キロ以上の交通渋滞は285回で、前年の284回とほぼ同数でした。ただし、30キロ以上の渋滞は20回で、前年の27回を下回ります。
その中で「最長」だったのは、5月3日午前9時頃の関越自動車道(下り)の藤岡JCT付近で発生した54キロにも及ぶ渋滞でしょう。2位の5日午後4時頃に東北道岩槻IC(上り)で発生した36.3キロを大きく上回っています。
関越自動車道は、昨年も3日の嵐山PA付近(下り)で51.9キロの渋滞が発生しており、ゴールデンウイーク中のワースト記録でした。これらを見るに、3日の関越自動車道の下りは要注意ということでしょう。
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