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パナソニックの「単身用食洗機」が好調 市場のニーズは低いのになぜ?“スタメン食器”を狙って(1/5 ページ)

パナソニックが単身世帯をターゲットにした小型タイプの「パーソナル食洗機“SOLOTA”(ソロタ)」を発売した。単身世帯の食洗機普及率は、現状約6%と著しく低い。にもかかわらず、ソロタは計画の2倍売れている。理由は……。

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 2023年2月、パナソニックは初めて単身世帯をターゲットにした小型タイプの「パーソナル食洗機“SOLOTA”(ソロタ)NP-TML1」(以下、ソロタ)を発売した。


単身世帯向けのソロタは、発売時点、国内卓上型食器洗い乾燥機において業界最小設計(パナソニックのプレスリリースより)

 実勢価格は3万7000円前後で、月額1290円の定額利用サービスも提供する。発売から約4カ月が経過した現在、売れ行きは計画の2倍と好調だ。

 内閣府の「消費動向調査」(21年3月末時点)によれば、2人以上の世帯の食洗機の普及率は34.9%まで上がっているが、単身世帯は、ほぼ未使用だと予想される。市場のニーズが低いのに、なぜソロタは売れているのか。同製品のプロジェクトリーダーを務めた食洗機技術部の楠健吾氏に聞いた。

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