インタビュー
パナソニックの「単身用食洗機」が好調 市場のニーズは低いのになぜ?:“スタメン食器”を狙って(2/5 ページ)
パナソニックが単身世帯をターゲットにした小型タイプの「パーソナル食洗機“SOLOTA”(ソロタ)」を発売した。単身世帯の食洗機普及率は、現状約6%と著しく低い。にもかかわらず、ソロタは計画の2倍売れている。理由は……。
スリムな形状で6点の食器が洗える
着脱タンク式を採用したソロタは、一人暮らしの狭いキッチンでも置きやすい設計だ。分岐水栓工事は必要なく、設置するだけで使える。
卓上タイプの食洗機の場合、上部の給水口からカップで給水するのが一般的だが、ソロタはタンク自体を取り外して蛇口から給水できる。タンクを洗いやすく、手入れの手間がかかりづらいという。
庫内容積もスタンダードな食器6点+カトラリーと、単身世帯に使い勝手のいいサイズ感。初めて食洗機を使う人でも使いやすいよう、機能はシンプルに抑えた。手洗いよりキレイになる高温高圧水流、洗いと同時に除菌ができるストリーム除菌洗浄機能、手洗いの約8分の1の高い節水性の3点が特徴だ。
デザインは前面・背面ともにクリア窓を採用。光が透過するため、物量感を低減する効果が見込めるそうだ。
価格はオープン価格で、大手家電量販店では3万7620円で販売されている。月額1290円の定額利用サービスもあり、37カ月目(3年目)以降は保証付きで月額330円で利用できる(解約時は商品を進呈)。36カ月目までに解約する際は、2カ月分相当の利用料2580円を支払うことになる。
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