コラム
米国で進む「営業マネジャー」リストラの深層 日本への波及は?:セールステックが営業組織を変える(1/3 ページ)
米国で「営業マネジャー」をリストラする企業が増えている。なぜなのだろうか? また、米国の営業トレンドを成長してきた日本にはどのような影響があるのだろうか?
Digital Business Days -SaaS EXPO- 2023 Summer開催のお知らせ
【開催期間】2023年8月22日(火)〜9月10日(日)
【視聴】無料
【視聴方法】こちらより事前登録
【本記事読者へのおすすめ講演】
「Flat Organization(フラット組織)」を経営キーワードに掲げる米国企業の中で、営業組織における中間管理職の人数を縮小させる動きが始まっている。従来のMBAで学ぶ組織論は、営業部門においてマネジャーがいることを前提とした官僚制組織が中心だった。
しかし、これはクラウドツールの影響を考慮していない。セールステクノロジーツールの登場で営業組織は刷新されようとしている。米国の最新のマネジメント論として「セールスマネジャー不要論」の全容を解説しながら、日本にどう波及してくるかも予測する。
セールステックとAIにより不要になる営業管理職
関連記事
- 日系大手はなぜ「古い営業」と言われ続けるのか? 米国企業に学ぶ、打開策
さまざまな営業現場で、日系大手企業特有の営業組織の課題を耳にする。その実態を浮き彫りにさせてながら、日本企業が変わるにはどうすればいいのか、米国企業の取り組みを参考に考察する。 - ChatGPTが変える営業 「プロダクトセールス不要説」を唱える米国企業の意図とは?
ChatGPTは営業のあり方をどう変えるのか? ChatGPT誕生を受け、米国の企業では「プロダクトセールス不要説」が唱えられ始めている。一体どういうことなのかというと…… - キーエンスの営業は「何が」すごいのか? 営業利益率54%超を支える2つの特徴
キーエンスは2023年3月期の決算で営業利益54.1%を記録し、2年連続で過去最高を更新しました。驚異の利益率を誇るキーエンスの営業組織の強さを読み解いていきます。 - ハイパフォーマー営業だけが知っている「AIが代替できない仕事」とは?
生成系AIの誕生で、営業の仕事はどう変わっていくのだろうか? AI時代でも成果を出し続けられる営業に共通する要素を聞いた。 - 1年で新規受注額4.5倍 時代に逆行する「非・分業セールス」はなぜ成功したのか?
店舗向けのオンライン集客サービスを提供するSaaS企業のcocoは、たった1年で新規受注額を4.5倍に拡大させた。急拡大の背景には、全顧客・全プロセスに全員で対応する「スクラムセールス」という手法の確立・運用があった。一般的に分業型が浸透している中、なぜ一見非効率に見える体制で成長できたのか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.