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YOASOBI「アイドル」国際チャート1位の快挙に学ぶ、日本の音楽が世界で勝つ方法(6/6 ページ)

YOASOBI「アイドル」がリリース後、国内のビルボードジャパンのチャートで8週連続で首位を獲得。2位以下に大きな差をつけてトップを独走している。日本の音楽が世界で勝つ方法を考察する。

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米国ツアーでさらにファンを増やすはず

 現在、YOASOBIは、「電光石火」と名付けられたアリーナツアーの真っ最中ですが、なんと8月にはLAの「Head In The Clouds」というフェスへの出演が予定されているとのこと。まさに、本気で世界を目指しているからこその取り組みといえるでしょう。

 昨年はTravis Japanが米国留学に挑戦し、アメリカズゴット・タレントで準決勝進出を果たしたことなどが米国の音楽会社の目にとまり、米国でデビューを果たしたことが大きな話題になりましたが、おそらくYOASOBIも米国でのフェス出演をきっかけに現地のメディアや関係者のファンを増やすことになるはずです。

 YOASOBIが「夜に駆ける」の英語版をリリースし、大きな話題になったのは2021年6月の話です。

(参考:YOASOBI「夜に駆ける」英語ver.衝撃の初解禁 ファンから反響「言葉遊びが詰まっている」「空耳アワーみたい」

 それから2年。世界で勝つためにどうすれば良いかを、YOASOBIや関係者の方々が一つ一つ積み上げてきたノウハウが、今回の「アイドル」に凝縮されているからこそ、ここまでの大ヒットにつながっているということなのかもしれません。今後もYOASOBIの世界への挑戦に注目したいと思います。

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YOASOBI(出典:YOASOBI公式Twitterアカウントの投稿

書き手:徳力 基彦(とくりき・もとひこ)

noteプロデューサー/ブロガー

新卒で入社したNTTを若気の至りで飛び出して、仕事が上手くいかずに路頭に迷いかけたところ、ブログとSNSのおかげで人生が救われる。その際の経験を元に、書籍「普通の人のためのSNSの教科書」(朝日新聞出版)を出版。noteやSNSを活用したビジネスパーソンのキャリア構築や、企業の広報やマーケティングのサポートを行っている。

Twitter:@tokuriki

公式サイト:徳力基彦(tokuriki)

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