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青森ねぶた祭、100万円「プレミアム観覧席」今年も販売 昨年は約2日で完売:収益は担い手に還元(2/2 ページ)
オマツリジャパンが、青森ねぶた祭プレミアム観覧席「100万円のVIPシート」を販売する。昨年に続き2回目となる取り組み。収益は地域経済や祭りの担い手に還元する。
ペアシートを新設
同社はVIPシートを2022年開催の青森ねぶた祭より提供している。1回目の反響が大きかったため、23年は5万円のペアシートを新設するとともに、20万円のボックスシートも用意した。
ボックスシートは1日16組限定(最大利用人数は1組4人)で、ペアシートは1日25組限定(最大利用人数は1組2人)だ。それぞれ、青森県産の素材を使用した青森の旬を感じられる食事や飲み物を用意する。
第1弾の反響は?
22年に実施した際には、どういった人たちがVIPシートを利用したのだろうか。同社の加藤優子社長によると、22年7月11日に販売開始したところ、20万円席4組、100万円席2組、総額280万円分が約2日で完売したという。また、主な購入者は会社経営者だったとのこと。
VIPシートを利用した40代男性は「ねぶた祭はテレビや新聞で見たことがあったものの、本物は全く違い、感動した。100万円は高いという人もいるかもしれないが、人生一度きり。この席であれば祭りを最大限楽しめると思った。これからの祭りはお金を取れるところからしっかり取って、祭りに還元していくのが大切だと感じた」とコメントしている(出所:青森ねぶた、100万円の観覧席が完売 提供された“プレミアム”なサービスとは?)。
2年目となる100万円のVIPシートは、どれだけの支持を得られるか。
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