青森ねぶた、100万円の観覧席が完売 提供された“プレミアム”なサービスとは?:祭りの資金難に貢献なるか(3/4 ページ)
青森ねぶた祭で「1組100万円のプレミアム観覧席」を販売した。完売を記録し、購入者からもプレミアムなサービスが高く評価された。どのような特典が付いているのだろうか。
販売から2日で完売 100万円の席を購入したのは?
プレミアム観覧席は公式Webサイトで販売。口コミで存在を知り、申し込んだ人もいるという。7月11日に販売し、20万円席4組、100万円席2組、総額280万円分が約2日で完売する人気ぶりを見せた。購入者は会社経営者などの実業家が多かったという。友人同士や夫婦、カップルでの利用が見られた。
「ご購入いただいた方には、『ねぶた師の解説』『待ち時間がない快適さ』が評価されたと感じています。特に、ねぶた祭りは来場者が多くごちゃごちゃしているため、待ち時間がなく、落ち着いて快適に観覧できることは高く評価されました」(加藤代表)
実際の購入者の感想はどうなのだろうか。100万円席を購入し、東京から祭りに赴いた40代男性は、「ねぶた祭はテレビや新聞で見たことがあったものの、本物は全く違い、感動した。100万円は高いという人もいるかもしれないが、人生一度きり。この席であれば祭りを最大限楽しめると思った。これからの祭りはお金を取れるところからしっかりとって、祭りに還元していくのが大切だと感じた」と話す。
他にも、「3年ぶりのねぶた祭で、かつ売り上げも寄付ということなので、自分たちが楽しめるだけでなく地元のためにもなるということで利用した。青森ねぶた祭だけではなく、こういった取り組みが色んな祭りで当たり前になり、各地方の活性化につながればいいなと思う」(青森、50代男性、20万円席)、「最優秀制作者賞をとったねぶた師さんの声を直接聞くことができてよかった。一生の思い出になると思う」(青森、50代男性、20万円席)などの意見が挙がった。
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