日本自動車販売協会連合会は、2023年上半期の乗用車ブランド通称名ランキングを発表した。1位はトヨタ「ヤリス」で台数は9万7421台だった。2位はトヨタ「カローラ」(8万2374台)、3位はトヨタ「シエンタ」(6万7344台)となった。
1位はトヨタ「ヤリス」
1位のヤリスはBセグメントのコンパクトカー。1999年に発売し、初代〜3代目までは「ヴィッツ」として販売していた。2020年に4代目としてモデルチェンジする際に、海外仕様車と同一の「ヤリス」という車名で国内も統一。21年には「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
2位のカローラは、1966年に初代モデルが登場。2021年に55周年を迎え、グローバル累計販売は5000万台を突破するなど、長年にわたりトヨタを支える車種だ。時代の変化に合わせワゴンやSUVなどへ進化し、さまざまなライフステージや客層に対応している。
3位にランクインしたシエンタは、トヨタのミニバン型乗用車である。 10年に販売を終了したものの、9カ月後に安全装備の追加などの法規制対応が施された上で生産・販売が再開された。15年にフルモデルチェンジし、現在は2代目を発売している。
4位は日産「ノート」(5万8095台)、以下、トヨタ「ノア」(5万489台)、トヨタ「プリウス」(4万8835台)、トヨタ「ヴォクシー」(4万8669台)、トヨタ「アクア」(4万6458台)、トヨタ「ルーミー」(4万5814台)、トヨタ「ハリアー」(4万3997台)だった。上位10台のうち、トヨタが9台、日産が1台(ノート)とトヨタ車のランクインが目立った。
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