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コンビニに「冷凍おにぎり」がズラリ――ローソン新戦略、背景に物流危機:2024年問題
ローソンは8月22日、「冷凍おにぎり」の実験販売を開始した。コンビニで販売するおにぎりが、客に冷凍商品として受け入れられるかを検証する。冷凍おにぎりを提供するメリット、狙いとは。
ローソンは8月22日、「冷凍おにぎり」の実験販売を開始した。コンビニで販売するおにぎりが、客に冷凍商品として受け入れられるかを検証する。
今回実験販売する冷凍おにぎりは「焼さけ」(268円)、「わかめごはん」(138円)、「五目おこわ」(154円)など、おなじみの定番6品目。客が購入後にレンジであたためてその場で食べる、という新しいスタイルを提案する。
レシピは従来の常温商品と同じものを採用しており、風味の差もほとんどないという。実験販売は大崎アトリウム店をはじめ、東京都内と福島県内の計21店舗で22日から開始した。約3カ月にわたる実験の結果により、2025年の全国展開を目指す。
おにぎりの冷凍流通を実現することで、ローソンは物流の「2024年問題」克服にもつながるという。その狙いとは。
なぜ、ローソンはおにぎりを「冷凍」するのか?
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