コラム
生成AIがもたらした“5つのゲームチェンジ” 日本の「脱・ガラパゴス化」が目前に迫るワケ:言語の壁を壊す(1/2 ページ)
”生成AIが「ガラパゴス日本市場」を崩壊させるワケ”というテーマについて、さまざまな業界の中で最も影響を受けるであろうIT業界を前提に、インパクトを解説していく。
筆者は普段から、ベンチャー企業や大企業を対象に、AIなど先進テクノロジーと呼ばれる分野で、コンサルティング支援を通じてビジネス成長を考えている。
今回は”生成AIが「ガラパゴス日本市場」を崩壊させるワケ”というテーマについて、さまざまな業界の中で最も影響を受けるであろうIT業界を前提に、この生成AIのインパクトを解説していく。2022年11月からGPTをはじめ生成AIが爆発的に流行した。AIの歴史ではいまだかつてないスピードで普及し始めていて、本記事を執筆している時点でも大流行となっている。その上で、まずは生成AIがもたらした5つのゲームチェンジを紹介する。
生成AIがもたらしたゲームチェンジ
関連記事
- NEC、ワンストップ生成AIサービス提供 日本市場向けに開発
NECは7月6日、日本市場向けの生成AIの提供を開始すると発表した。日本市場の需要に合わせた専用ハードウェア、ソフトウェア、コンサルティングサービスを提供する「NEC Generative AI Service」を7月から順次開始。今後3年間で生成AI関連の売り上げを約500億円まで伸ばす。 - NTTデータ、生成AIを推進する組織設立 全従業員19.5万人の標準利用へ
NTTデータは、生成AIの活用をグローバルで推進する「Global Generative AI LAB」を設立した。生成AIをソフトウェア開発へ適用するなど4つの取り組みを推進し、環境を整備していく。 - NTTデータ、生成AIサービス提供 データ連携させ回答文作成
NTTデータは、社内規定や業務関連資料、外部の公開データなど多様なデータを生成AIとセキュアに連携させて回答文を作成するソリューション「LITRON Generative Assistant」の提供を開始した。 - ChatGPT創業者が慶大生に明かした「ブレイクスルーの起こし方」
ChatGPT開発企業の米OpenAIのCEOが来日し、慶應義塾大学の学生達と対話した。いま世界に革命をもたらしているアルトマンCEOであっても、かつては昼まで寝て、あとはビデオゲームにいそしむ生活をしていた時期もあったという。そこから得た気付きが、ビジネスをする上での原動力にもなっていることとは? - 和製ChatGPTで「戦いに参入すべき」 松尾豊東大教授が鳴らす“警鐘”とは?
経営者層がいま、最も注目しているビジネストピックが「ChatGPT」などの生成AIだろう。日本ディープラーニング協会理事長で、東大院の松尾豊教授の登壇内容をレポート。ChatGPTをはじめとする生成AIを組織内でどのように活用していくべきなのか。ビジネスで活用する上で、どんな点に注意すべきかをお伝えする。 - グーグル翻訳を超える「DeepL」トップが描くAIの未来図 「英語学習は必ずしも必要でなくなる」
「Google翻訳よりも精度が高い」といわれる機械翻訳サービス「DeepL」。企業はどのようにAIを活用していくべきなのか。エンジニア出身で博士号も持つ、DeepL社のヤロスワフ・クテロフスキーCEOに話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.