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年末年始、なぜ「のぞみ」を全席指定にするのか 増収より大切な意味:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/6 ページ)
JR東海とJR西日本が、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始の3大ピーク時に「のぞみ」を全列車指定席にすると発表した。利用者には実質的な値上げだが、JR3社は減収かもしれない。なぜこうなったのか。営業戦略上の意味について考察する。
2023年9月13日、JR東海とJR西日本は連名で「この冬、年末年始は『のぞみ』号を全席指定席として運行します」(JR東海版、JR西日本版)と発表した。
発表内容を見ると、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始の3大ピーク時に、東海道新幹線の「のぞみ」を全列車指定席にするという。現在の「のぞみ」は16両編成のうち3両が自由席だ。その自由席をすべて指定席にする。その最初の期間が、23年12月28日から24年1月4日までの8日間だ。
なぜこうなったか、営業戦略上の意味について考察する。
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