2015年7月27日以前の記事
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普通のカフェが2人で1万円! ニューヨークで分かった「安すぎるニッポン」の現在地激しい日米“格差”(3/6 ページ)

物価が高いと有名なニューヨーク。著者が実際に行った経験を基に、日本との格差がどれくらいなのかを解説。まだまだ「安いニッポン」だが、手放しで喜べない理由もありそうで……。

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日本のビジネスパーソン感覚ではランチも難しい

 ただ、1人5000円となると話は別です。富裕層の“奥様ランチ会”であればそのくらいの予算感もあり得るでしょう。しかし、日本のビジネスパーソンが持つ一般的な感覚であれば、ランチで2000円は超えられない「壁」です。ちょっと背伸びしても1500円程度でしょう。むしろ、できれば1000円以内で抑えたいというのが、日本のビジネスパーソン一般が持つ感覚ではないでしょうか。

 1500円は約10ドルです。ニューヨークのマンハッタンでは、10ドルだと飲食店でランチを食べられません。テークアウトでも難しいでしょう。マンハッタンにあるホールフーズのサラダ&ホットバー(ビュッフェ形式)は、13.99ドル≒2028円もします。これにコーヒーも買えば、3000円近くするわけです。


ホールフーズ One Wall Street店にて撮影

 ホールフーズのような、オーガニック食材などにこだわっている店だから高いわけではありません。他にもマイナーな地元チェーンのサラダ&ホットバーでも、12ドル(≒2175円)程度はします。やはり1500円ではおさまりません。

 私自身はサラダ&ホットバーすらあきらめ、スーパーの総菜を買うことで10ドル以内に抑えようとしました。しかし、マカロニサラダとピザの組み合わせでも15ドル。やはり1500円に抑えるのは無理でした。

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