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溜池山王の無人本屋「ほんたす」が好発進 オープンして分かったことは?2週間で会員3000人(2/5 ページ)

溜池山王駅にオープンした完全無人本屋「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」が2週間で会員数3000人を突破し、反響を呼んでいる。オープンして、どのようなことが分かったのか。現地を取材した。

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LINEで登録して、サクっと入店できる

 ほんたすは、溜池山王駅構内の地上出口8番付近にある。1号店に溜池山王を選んだのは、通行量が非常に多いビジネス街にもかかわらず書店が不足していたから。生活動線上に無人書店を構えることで、本とのタッチポイントを創出できると考えた。


店内が明るくて目立つので、すぐに見つけられた。防犯や「入りやすさ」の演出が目的だ(画像提供:丹青社 撮影:PIPS)

 コンセプトは「日常に本の楽しみを!フラっと、サクっと旬を手に」。ガラス張りで、外側から表紙が見えるように「今日発売された新刊」が配置されている。


歩いていると「今日発売された新刊」が目に入る(筆者撮影)

壁に表示されたQRコードを読み取って会員登録すると、会員証が発行され入店できる(筆者撮影)

 入店にはLINEでの会員登録が必要となる。入力するのは名前(ニックネームも可)だけで、すぐに会員証が発行されるので手間には感じなかった。LINEを使い慣れている人なら、スムーズに入店できそうだ。


「ChatGPT」「マーケティング」「コンサルティング」「時間術」などのカテゴリごとに、ヒット書籍が並ぶ(筆者撮影)

 店内には注目の新刊としてタレントの写真集やコミックも置かれているが、圧倒的に種類が多いのは「ビジネス書」。「旬」のキーワードどおり、いま売れている本が中心となる。本やトレンドが好きな人であれば、「これ読みたかったんだよね」という本が見つかりそうだ。


レジの使用方法はシンプルであり、初来店でも戸惑う人は少ないそう(筆者撮影)

 購入したい本が見つかったら、レジでバーコードをスキャンしてキャッシュレス決済で支払う。スーパーなどにある無人レジと似たようなシステムだ。

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