スマホで買い物、ほしい商品どこで知る? 「テレビ番組」超えた1位は
LINEヤフーが保有するリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」がスマホで調べものをするときの検索行動の調査を実施した。人々は、興味をひかれる商品にどこで出会い、どのように調べているのか、また、どういった情報が購入の後押しになるのか。
スマートフォンで買い物をする人は、買いたい商品をどこで見つけ、どのように調べているのか――。LINEヤフーが運営する調査プラットフォーム「LINEリサーチ」が調査した。
ほしい商品と出会う場所 「テレビ番組」を上回ったのは?
興味をひかれる商品に出会う場所は「YouTube」が最多の31.0%。僅差で「テレビ番組」(29.7%)と続いた。3位以降は「テレビCM」(26.3%)、「家族や友だちの話」(26.1%)、「Instagram」(25.2%)となった。上位の項目に大きな差はなかった。
男女年代別で見ると、男性10〜30代では「YouTube」が1位、「X」が2位に。特に10代では「YouTube」が5割以上となり、2位以下を大きく引き離した。また「ウェブ検索の結果」が男性の30代では3位、40代では2位に入り、男性50代以上では「テレビ番組」「テレビCM」の両方が3位以内にランクインした。
女性10〜40代では「Instagram」が1位。2位、3位は年代によってやや異なり、女性10代では3位に「TikTok」、女性20代では2位に「X」がランクインした。また、女性30代以上では「家族や友だちの話」が3位以内に、女性50代以上では、男性と同様「テレビ番組」「テレビCM」が3位以内となった。
男女とも30代以下は、SNSやYouTubeを中心に、50代以上ではテレビ番組やテレビCMを中心にひかれる商品に出会っている様子がうかがえる結果に。また「家族や友だちの話」「お店の店頭」といったオフラインでの会話や接点も幅広い年代で5位以内に入った。
商品を調べる手段 圧倒的1位は?
興味をひかれた商品を調べるツールは「Google」が60.7%と他を大きく引き離して1位。「Yahoo!JAPAN」(32.1%)、「YouTube」(22.7%)と続いた。
男女全ての年代で「Google」が1位になった一方、2位以降ではそれぞれ傾向が異なる結果に。男性10〜30代では「YouTube」が2位。特に10代は4割弱と他の年代に比べて高い傾向が見られた。女性10〜30代では「Instagram」が2位に。男性10〜20代と女性20代では「X」が3位にランクインした。
男女ともに30代以上で「Yahoo! JAPAN」が3位以内に。「お店の店頭で商品を見る」「家族や友だちに聞く」は、幅広い年代で5位以内にランクインした。
購入の決め手となる情報は?
調べた商品を購入する決め手となる情報ついて、最も多い回答は「商品のレビュー/クチコミ」の53.3%で、全ての年代で1位となった。特に女性の20〜50代では6割を超えた。2位は「店頭で商品を見て得られる情報」(35.2%)、3位は「商品の公式ホームページ/サイトの情報」(33.5%)が続いた。
4位の「家族や友だちの話」(25.4%)は、男性に比べ女性で高い傾向に。5位の「商品に関するまとめ/ブログ記事」(20.4%)は、男性20代、男女30代で他の年代に比べ若干高い傾向となった。
全体の上位10位には入らなかったものの「インフルエンサー/有名人の投稿」は、10代女性では3割弱で4位、10代男性では1割台後半で6位に。女性20代では「ハッシュタグや検索で見つけた一般人の投稿」が2割台後半となり、若年層では、InstagramやYouTubeなどの投稿に後押しされることも少なくないようだ。
調査は9月16〜19日にインターネットで実施。日本全国の13〜79歳の男女から回答を得た。有効回答数は64万5736サンプル。
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