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中古スマホって“ガチャ”だよね? 外資系の「整備品」が3倍ペースで伸びている背景新品みたい(1/5 ページ)

「中古スマホ市場」が盛り上がっている。フランス発のスタートアップ「Back Market(バックマーケット)」では、中古品の品質を最大限に引き上げることで急成長している。日本市場ではどんなことをしているのかというと……。

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 ICT市場調査コンサルティングのMM総研によると、2023年度上期の携帯電話総出荷台数は1223万台(前年同期比17.1%減)で、00年度以降の上期出荷統計としては最小台数だった。


新品のスマホは売れなくなっているが、中古スマホは19年から4年連続で過去最高を更新した(バックマーケット提供)

 相反して「中古スマホ市場」は活況で、MM総研によれば19年から4年連続で販売台数が過去最高を更新している。コロナ禍以前は店頭販売が主流だったが、近年はオンラインでの購入比率が増加、個人だけでなく法人利用も増えている。

 新品よりも手頃な中古品の需要が高まるのは理解できるが、傷やバッテリーの劣化は気になるところ。そんな不安を払拭し、中古品のイメージを変えようとしているのが、スマホやノートパソコンなどのリファービッシュ(整備済)製品を扱うBack Market(バックマーケット)だ。

 14年にフランスで創業し、21年に日本進出した同社は、中古品の品質を最大限に引き上げることで国内の売り上げが毎年3〜4倍(昨対比)ペースで伸長している。事業を展開する18カ国中、成長率は日本がトップだという。

 Back Market Japan(バックマーケット ジャパン)代表の山口亮氏に日本戦略と反響を聞いた。

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