「日帰りで行ける、絶景温泉ランキング」 旅行需要回復で温泉ニーズ高まる:じゃらんの調査
新型コロナウイルス5類化移行に伴い、旅行ニーズが高まっている。国内では特に温泉旅行人気が高いようだ。「日帰りで行ける、絶景温泉のランキング」を見てみよう。
リクルートが発行する旅行情報誌「じゃらん」は日帰りで行ける、絶景温泉のランキングを発表した。トップ10には、海までの距離が約1メートルの温泉や、オレンジ色の夕日を眺めながら湯に浸かれる温泉などがランクインした。
ランキング1〜10位を発表
1位には「黄金崎不老ふ死温泉」(青森県深浦町)が選ばれた。白神山地の麓にある景勝地・黄金崎に立つ一軒宿にある露天風呂だ。海まで約1メートルという近さで、海と一体化したかのような感覚が味わえる点が支持されている。
2位には、赤沢温泉の高台に建設されたスパリゾート「赤沢温泉郷 赤沢日帰り温泉館」(静岡県伊東市)がランクイン。3階と4階の露天風呂から太平洋を一望できる。海と空の青と、伊豆高原の緑が織りなす絶景を求めて日帰り温泉として人気を集めている。
3位は「鶴の湯温泉」(秋田県仙北市)だった。乳頭山麓の自然豊かな場所にある乳頭温泉郷で、石を敷き詰めた湯舟の底から湯が湧き出ているのが特徴。雪景色との相性の良さも支持されている。
4位以降は「越前温泉露天風呂 漁火」(福井県越前町)、「ヘルシーランド露天風呂 たまて箱温泉」(鹿児島県指宿市)、「ほったらかし温泉」(山梨市)、「北川(ほっかわ)温泉 黒根岩風呂」(静岡県東伊豆町)、「湯楽里館」(長野県東御市)、「絶景日帰り温泉 龍宮殿本館」(神奈川県箱根町)、「西の河原 露天風呂」(群馬県草津町)と続いた。
阪急交通社の「年末年始の旅行動向」に関する調査によると、人気の高い旅行テーマ1位は「温泉」だった。新型コロナウイルス5類化移行に伴い旅行需要が回復の兆しを見せる中で、寒さが堪える冬の温泉旅行ニーズが高まっていることが伺える。同社の旅行パッケージでは、北海道の温泉地に滞在するツアーが好調に推移しており、22年同期比で2.4倍に増えているという。
調査は、47都道府県在住20〜50代を対象にインターネットで実施した。期間は2023年11月15〜17日で、有効回答数は1041人。
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