コラム
公園が多い路線はどこか? 首都圏を詳しく見る:関東の私鉄沿線格差(3/5 ページ)
公園、といってもいろいろなタイプがある。宅地しかないような住宅街の小さな公園から、都市計画に位置づけられた大規模な公園まで、さまざまである。
では東急の北側、小田急電鉄を見てみよう。
新宿駅周辺には新宿御苑、代々木八幡には代々木公園がある。梅ケ丘には世田谷区立羽根木公園、祖師ヶ谷大蔵からは、少々離れてはいるが砧公園がある。神奈川県に入り、生田駅近くに生田緑地、さらに座間まで行くと県立座間谷戸山公園がある。また小田急多摩線には、多摩センターに多摩市立多摩中央公園がある。
小田急では、中小規模の公園が多く、大規模公園が少ないというのが特徴である。このあたりは、東急と近い。
京王電鉄を見てみよう。新宿駅近くに新宿区立新宿中央公園、芦花公園に蘆花恒春園、飛田給に武蔵野の森総合スポーツプラザ(ただしスポーツ施設の要素が強い)、東府中には府中の森公園、高幡不動には多摩丘陵自然公園、平山城址公園には、その名もずばり平山城址公園がある。長沼には都立長沼公園。高尾線に入って京王片倉に片倉城址公園がある。
京王相模原線では、京王多摩川に多摩川児童公園、稲城に稲城中央公園、若葉台に若葉台公園、京王永山近くに桜が丘公園がある。多摩境には小山内裏公園がある。ほかにも、多摩ニュータウンには小規模公園が多い。そして、京王井の頭線沿いには和田堀公園、井の頭恩賜公園などがある。京王沿線は意外と、それなりに大きな公園が充実しているのだ。
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