大学生のインターンシップ参加率、過去最高85.7% マイナビ調査
大学生のインターンシップ・仕事体験の参加率が過去最高となったことが、就職情報会社マイナビの調査で分かった。
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大学生のインターンシップ・仕事体験の参加率が過去最高となったことが、就職情報会社マイナビの調査で分かった。
同社が2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生約2600人を対象に調査をした結果、85.7%がインターンシップ・仕事体験に参加していた。調査を開始した14年卒以来最高値となっており、インターンシップ・仕事体験への参加が一般的となっている様子がうかがえる。
インターンシップの内容は?
参加したインターンシップ・仕事体験は、Web参加形式が主流である傾向が続いている。「Web形式に参加した経験の方が多い」(41.8%)と「Web形式のインターンシップのみに参加した」(16.0%)を合わせると57.8%に上った。
一方で「対面形式に参加した経験の方が多い」(17.3%)と「対面形式のインターンシップのみに参加した」(8.2%)の合計は25.5%で、前年から8.4ポイント増加した。
参加したことのあるプログラム内容は「グループワーク(企画立案、課題解決、プレゼンなど)」(75.1%)が前年に引き続き最も多かった。前年から割合が最も増えたのは「実際の現場での仕事体験」(33.2%)で、6.8ポイント増加した。
対面形式では、学業との両立や交通費などの負担もある。「利便性の高いWeb形式のプログラム参加も含め、状況に応じて選び分けることが定着しているようだ」とマイナビは分析する。
インターンシップに参加しなかった理由は?
インターンシップ・仕事体験に参加しなかった主な理由は「参加したかったが選考で落ちたから」(28.3%)が最多となった。
インターンシップをめぐっては、25年卒から、一定の条件を満たせば、参加した学生の情報を企業が採用選考時に利用できるようになった。学生のインターンシップ・仕事体験への参加意欲は高まった一方で、参加のための選考が厳しくなることが懸念されていた。こうした背景を踏まえ、選考に落ちたことによって参加を見送った学生が前年よりも増えたと考えられる。
調査は1月20〜31日、25年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象にインターネットで実施し、2633人から回答を得た。
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