ニュース
企業風土は「会議」に表れる 本音を話せるミーティングをつくるためのルール(3/3 ページ)
いま、ビジネスの世界において注目を集めている「心理的安全性」。本記事では心理的安全性を高めるための職場ミーティングの運営方法について紹介する。
組織風土を変える「オフサイトミーティング」とは
スコラ・コンサルトでは、組織風土を変えていくための一つの手法として「オフサイトミーティング」を活用しています。オフサイトミーティングは「気楽に真面目に、本音で本気で話す」ミーティングのスタイルです。上座・下座をつくらないために、椅子だけで円になって座り、お菓子や飲み物なども用意し、リラックスできる場をつくります。
オフサイトミーティングのスタイル
- 時間をたっぷりととる(90分〜2泊3日)
- 椅子だけで丸くなって座る
- お菓子や飲み物を用意する
- 場所を変える
こういう環境の中で、ルールを意識し合いながら話すと、心理的安全性の高い話し合いの場をつくることができるのです。
オフサイトミーティングは通常、1泊2日など、場所を変えてじっくりと話すことが多いのですが、普段の職場での比較的短いミーティングにおいても、そのエッセンスを生かし、ミーティングの心理的安全性と生産性を大きく高めることが可能なのです。ぜひ、自社のミーティングで試してみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「心理的安全性」は自ら高める “あの人”が周囲と軋轢ばかり抱える理由
心理的安全性を整えるは組織側の問題だと考えるビジネスパーソンもいるのではないか。個々人があるスキルを磨くことで組織の心理的安全性の向上に貢献し、自身のキャリアアップにも役立つ。どのようなスキルなのか。
「いつでも相談して」はなぜダメ? 「心理的安全性」のNGワードTOP3
マーケティング支援サービスを手掛けるビズヒント(東京都渋谷区)は「組織の心理的安全性に関する調査」を実施した。約77%の組織で心理的安全性の重要性を認識。一方で半数以上の企業が失敗していることも分かった。
部下に気を遣いすぎて疲れる上司 「心理的安全性の意味」を誤解している?
最近の職場でよく見られる心理的安全性への誤解の例を挙げながら、本当の意味での心理的安全性につながる職場でのコミュニケーションを紹介します。- 「心理的安全性」が高い大企業で、若手の早期離職が加速する皮肉 足りないのは何?